ヒバリのきもち

不思議な歌を作りたい

S28 最終368位 銀海ヴァルギア

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ヒバリと申します。
S28(禁止伝説2体まで2期目)で使っていた構築を紹介します。
テンプレ外のポケモンが多い構築になりました。

【構築の発想】

ルギアって見た目カッコいいよなあ

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特にこの目の部分がメガネみたいになっててカッコイイ

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ん、、、?メガネ、、、?メガネと言えばレンズ、、、?

 

 

 

 

 

 

 

 

ピントレンズエアロブラストなら1/2で急所に当たるからめんどくさいポケモン吹き飛ばせて最強では!!??

ついでにみがわりで起点に出来る範囲広げよう!!

【結果】

TNヒバリ:最終368位 レート1902

【コンセプト】

型の誤認を誘い、相手の考慮外からの勝ち筋を掴む
全力でルギアを通す

【構築経緯】

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1.前述のとおり、みがわりピントレンズルギアに可能性を感じたので採用
2.ルギアが苦手なカバルドンに一番圧力をかけられる禁止伝説としてカイオーガを採用
3.ルギアのサポートができてザシアンに圧力をかけられるガラルヒヒダルマを採用
4.ルギアのサポートができて黒バドレックスに強いシルヴァディを採用
5.ルギアを倒すために積んできたポケモンを切り返せるメタモンを採用
6.電気の一貫を切れて、ルギアが出せない時のエースになれる霊獣ランドロスを採用

以上で構築が完成しました。詳しくは個体紹介で述べます。

【個体紹介】

ルギア

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S 最速
H みがわりのHP51
C H0D252ラッキーを+6急所エアロブラスト→ダイジェットで87.5%で落とせる

禁止伝説① 地雷枠であり、本構築の圧倒的エースです。以前でんじはゴツメルギアを使っていたときに、積みきったとしても突破力が低い/運負けをしやすいなどの問題があったので、これらを解消できる型を考えた結果このような構成になりました。エアロブラストは急所に当たりやすい技なので、ピントレンズを持たせることで急所率が1/2まで跳ね上がります。めいそうやコスモパワーの積み合いになったときに相手は1/8の運ゲーだと思っているかも知れませんが、こちらは1/2の必然なのでイージーウィンを量産することができます。終盤多かったコスモパワームゲンダイナはカモカモのカモです。

努力値はミラーやエレザードまで起点に出来る最速、みがわりのHP51、ラッキーを吹き飛ばせるあまりCとキレイに纏まりました。HSや耐久振りでも強いとは思いますが、Cに振らないとラッキーに2連急所を当てないと突破できないのでこのような調整もアリだと思います。他にも単純に火力が普通よりあるので、遂行速度が上がるのが強いと感じています。

技構成はコンセプトのエアロブラスト、ルギアをルギアたらしめるじこさいせいとめいそう、運負けをケアするみがわりを採用しました。エアロブラストは非常に強力な技ですがPP8のクソ技なのが唯一の欠点です。いかにエアロブラストを打たないで立ち回るかを意識して対戦していました。16あったら間違いなく最強でした。そしてエアロブラストよりも強かったのがみがわりです。相手がルギアを対処しようとするとき、どくどくややどりぎのタネ、でんじはを打たれることが多かったのでそこに刺さるみがわりは強力です。相変わらず読まれないみがわりは強い。また、みがわりをしたあとにじこさいせいをしてHPが満タンになるとみがわりにもマルチスケイルが適用されるというバグがあり、これが最高にイカれてます。このお陰で低火力ポケモンを簡単に起点にすることができ、めいそうを無限に積むことができます。よって受け構築に対し無類の強さを誇り、多くの降参/切断/TODを生みました。ルギアのみがわりは強い。

単体でも起点に出来る範囲が広いポケモンですが、後続の麻痺軍団と合わせるとさらに真価を発揮します。相手に麻痺が入り、ルギアのみがわりが残ると最強のポケモンが誕生します。これがまさに"ルギア爆誕"なのではないでしょうか。

選出率1位 84.93%

カイオーガ

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CS 特化
D あまり

禁止伝説②/ルギアのサポート要員① ルギアの相方の禁止伝説として、カイオーガを選択してみました。カイオーガの理由は、ルギアの苦手なカバルドンに強い/耐久に甘えたザシアンを一撃で吹き飛ばせる/読まれないでんじはを使える、などの条件を満たしているからです。また、カイオーガが呼ぶハピナス/ラッキー/ガマゲロゲ/トリトドンは全てルギアの起点であり、お互いの弱点をカバーしあっている最高の組み合わせだと考えています。どちらも海にまつわる伝説ポケモンなのもgood。

技構成は最高火力のしおふき、無難にかみなりとれいとうビーム、コンセプトのでんじはです。カイオーガのでんじはは全く読まれることがなく、有利対面で打ったりルギアより早いムゲンダイナに打ったりと使用機会は多かったです。また、スカーフカイオーガには普通はないダイウォールになれるのでカイオーガダイマックス性能を引き上げることができました。自分の記事では常々書いていますが、スカーフポケモンに変化技は必須です。これだけは覚えてください。れいとうビームは素で打つ機会がなかったので、威力の高いふぶきかワンチャン作れるぜったいれいどでも良いかもしれません。スカーフ零度は荒れそうですが。

人生で初めてカイオーガを使いましたが、改めてしおふきってイカれた火力が出るんですね。後述のヒヒダルマメタモンのお陰でこだわりスカーフが読まれることがないのが強力です。スカーフカイオーガを舐めてる構築も一定数あり、このポケモンをエースとして選出することもありました。明確な対策ポケモンがいない限り、アンストッパブルポケモンだと感じました。

選出率4位 45.21%

ガラルヒヒダルマ

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AS 特化
D ダウンロード対策

ルギアのサポート要員② ザシアンに見た目上強烈な圧力をかけることができ、かつサポート技を多く覚えるポケモンを探した結果ガラルヒヒダルマに辿り着きました。特性をダルマモードにすることで技を打ち分けることができ、相手に読まれない器用な立ち回りを可能にしました。

技構成はタイプ一致で運勝ちを拾えるつららおとし、素早さのサポートができるがんせきふうじ、ザシアン及び物理ポケモンの火力を削ぐおにびダイマックスに強いあくびを選択しました。まずおにびは、ザシアンが一回突っ込んでくることも多く重宝しました。あくびは、相手がイベルザシアン構築の場合基本的にヒヒダルマが受かっていないのでイベルタルやサンダーで強引にダイマックスを切ってくるのでそこに非常に刺さります。眠らせてしまえば全てルギアの起点なので使用感はかなりよかったです。読まれないあくびは強い。実はザシアンに打点がない構成ですが、炎技を欲しいと思う場面は少なかったので困りませんでした。

環境にヒヒダルマが多く、そのほとんどがごりむちゅうなのでダルマモードが読まれることがなく役割を遂行しやすかった印象です。流行りすぎると弱いポケモンですが、相手視点ごりむちゅうの超火力を切ることはできないので対面的なサポートポケモンとしては頭ひとつ抜けた性能があると考えています。技を当てさえすれば。

選出率3位 51.37%

シルヴァディ

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H 最大
HB A特化ザシアンのきょじゅうざんを確定耐え
S 麻痺したこだわりスカーフカイオーガ抜き
D 特殊へのクッションになるためなるべく高く
A あまり

相棒枠。ルギアのサポート要員③ 前期の上位構築に黒バドザシアンが多く、その2体に行動保証がありサポートをできるポケモンを探した結果、ヨプのみシルヴァディが該当しました。きょじゅうざん耐えまで耐久に振ることで相手のザシアンのみがわり以外全てに対応することができます。似たような動きができるポケモンとしてガオガエンがいますが、この2体はそもそも耐性が異なりますし、シルヴァディは実質弱点がないので差別化は容易であると考えています(もちろんいかくも十分強い)。

努力値は若干素早さに振ることで麻痺したスカーフカイオーガの上を取れるようにしました。特防に厚く振っているのでしおふきを耐えることができ、これまたみがわり以外全てのカイオーガに対応することができます。ほとんどの攻撃を1発耐えてでんじは→すてゼリフの動きができるのは唯一無二の性能で、ルギアのサポート要員としてかなり相性のいいポケモンであると感じました。

技構成はコンセプトのでんじはとすてゼリフ、黒バドレックスに打つかみくだく、そして起点回避+タスキ潰しのこごえるかぜを選択しました。このこごえるかぜが非常に強く、相手のタスキ霊獣ランドロスに対してステルスロックを撒かせないorステルスロックを撒かれてもシルヴァディが削られずに突破できる、という有利な状況を作ることができます。霊獣ランドロスが珠アタッカーであると判断したならすてゼリフ→裏のルギアか後述のランドロスで起点にすればよいので、幅広い相手に対応できるポケモンです。

今までは相棒枠としての採用でしたが、今期は明確な役割をもって採用し、しかも選出率や勝率も高く将来性を感じる性能をしていました。ノーマルタイプのシルヴァディが何をしてくるか読めないプレイヤーも多く、持ち前の耐久と合わせて十分に役割を遂行してくれました。前期もノーマルシルヴァディですが型が異なるので許してください。今はまだ使用率150位圏外のポケモンですが、十分環境に食い込むポテンシャルはあると感じています。とにかくすてゼリフが強力でルギアの起点を作れるだけでなく、TODが頻発するこの構築において数的不利を取らない動きはとても嚙み合っていました。

選出率5位 35.62%

メタモン

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H 最大

相手の安易な積みを咎めることができ、かつザシアン黒バドレックスに圧力をかけられるポケモンとしてメタモンを採用しました。構築に存在するだけで相手へのプレッシャーが大きいので、ザシアンや黒バドレックスと対面したくないルギアとの相性は非常に良いと感じています。

持ち物はタスキとスカーフを取られているのでせんせいのツメを持たせました。嫌われることが多い持ち物ですが、明確な役割をもって採用しています。現状、ザシアンは耐久振りがメジャーになっており、メタモンにコピーされても+2きょじゅうざんを耐えるザシアンも珍しくありません。従来のスカーフメタモンであればこの耐久振りザシアンには勝てないのですが、せんせいのツメメタモンであればメタモンも+1ザシアンのきょじゅうざんを耐えるので2ターン目の6割勝負に持ち込むことができます。そう考えるとせんせいのツメは理にかなっていると言えるので、嫌いな人も一度使ってみて欲しいです。相手のスカーフ黒バドレックスに2割でしか勝てないのが残念ですが、相手もメタモンに突っ込むのは怖いと思うので立ち回りでなんとかなります。また、技を打ち分けることができるので耐久ポケモンをコピーしてTODをしたりと、幅広い立ち回りを可能にする弱くない持ち物であると思います。

構築に存在しているだけで相手への圧力が半端なく、実質3体目の禁止伝説ポケモンなのでこの環境で流行るのも当然であると感じました。せんせいのツメはヒヒダルマと合わせてカイオーガのスカーフを隠すだけでなく、6割で最強になれるので頭ごなしに否定していい持ち物ではないと思います。本当に強かった。

選出率2位 52.05%

霊獣ランドロス

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H 16n+1
S +1で準速エースバーン抜き日食ネクロズマ抜き抜き
B 物理へのクッションになるためなるべく高く
AD あまり

ランドロス枠。結局タイプ相性や特性を考えるとこのポケモンは構築に入ってきてしまいます。今期はルギアが出せない時の裏エースとして採用しました。いつも通りエースだけでなく、物理受けやサイクルのパーツとして選出できる性能を持っているのでやはりランドロスは強力です。実質相棒枠。

努力値はルギアが日食ネクロズマに勝てないのでそこを最大限意識して調整しました。素早さをここまで振ることで大体のネクロズマとミラーの上から行動できるようになり、ビルドアップで有利な展開を作ることができます。

技構成はタイプ一致のじしん、飛行タイプの打点になり起点回避にもなるがんせきふうじ、積みと詰ませを同時に行うビルドアップナットレイ等を起点に出来るみがわりを採用しました。みがわりはでんじはとの相性も良いのでこの構築にはフィットしていました。終盤まではがんせきふうじの代わりにそらをとぶを採用していましたが、サンダーに打点がないのが寂しいのでこちらを採用しました。ホウオウに強くなったのもよかったです。

今期はルギアが圧倒的なエースなので、いつもより選出率は控え目でした。しかし、選出したときは十分活躍できる性能があり、汎用性を欠く型でもいかくと耐久力で最低限の仕事ができるのはこのポケモンならではの強みであると感じています。今まで耐久振りのランドロスつるぎのまい型しか考えられませんでしたが、ビルドアップを採用することで対応できる範囲が広がることを発見できたのは今期の収穫と言えます。

選出率6位 30.82%

【基本選出】

(or)++(or)

 

ルギアが圧倒的エースな構築なので、ルギアの障害を排除できる選出をします。相手がイベルザシアンならヒヒダルマ、オーガザシアンならシルヴァディを選出します。アンカーには相手がザシアンが受かってなさそうならメタモン、明確な特殊受けがいないならカイオーガを選出します。日食ネクロズマバンギラス入りには霊獣ランドロスをエースにします。使ってみると分かりますが、ヒヒダルマシルヴァディは初手置き性能が凄まじいです。

【重いポケモン

ザシアン

この環境でザシアンが重いのはどうかと思いますが、ルギアがサポートなしで勝てないので仕方ありません。カイオーガで吹き飛ばすかメタモンで対処します。ちなみに、ルギアでザシアンを突破できる条件は"みがわりが残っている状態で+2急所エアロブラスト→ダイジェット→ダイジェット"です。自分の構築のヒヒダルマメタモンランドロスで圧力をかけているのですがそれでも50%程の選出率があるのでやはりパワーは凄まじいポケモンです。

カイオーガ

シルヴァディで妨害してルギア積むのが理想ですが、かみなりを数回被弾しないといけないので運が絡みます。シルヴァディは控えめしおふきを乱数でしか耐えないので、HD特化にすべきだったかもしれません。

バンギラス

ルギアが一番勝てない一般ポケモンだと思います。相手視点、ルギアに勝つならバンギラスを選出しますが、カイオーガランドロスを意識するなら選出できないはずです。お互いに選出択になっており、外したときに不利な選出になっているので相手の構築にいるだけで面倒でした。

カバルドン

ルギアを吹き飛ばしてくるので苦手です。めいそうを積んでいる状態ならみがわりであくびを透かし、ダイジェット→ダイジェットでふきとばしを透かしながら倒しにいきます。HPがかなり削れる動きなので相手の裏次第の勝負になっていました。カイオーガにびびって出てこないのが嬉しいです。

【あとがたり】

ここまでの閲覧ありがとうございます。今期は個人的な理由からかなり気合いをいれて取り組んでいました。目標はレート2000だったので結果には全く満足いっていませんが、とても楽しくプレイすることができました。来期からも時間があれば上位を目指します。

構築に関して、6体が6体ともテンプレートから外れた型で採用できており、自分のコンセプトとしている考慮外からの奇襲を体現できたものになりました。特にルギアは上位にも通用する型だと思っているので、この記事を読んだ誰かが、または自分がさらなる高みに連れていければと思います。今後もおもしろポケモンを産み出していきます。また、今まではサイクル気味の構築ばかり使っていましたが、展開系の構築でも最低限の結果を残せたのは成長といえます。

最後になりますが、ルギアと積み合いをして急所に当てられて切断してきた人、連続急所を引かれてぶちギレてた人がこの記事を読んでいましたら、あなたにとっては運ゲーかもしれませんがこちらからは1/2の必然なので許してください。謝らないけど。それでは。