ヒバリのきもち

不思議な歌を作りたい

【SVシーズン3】最終648位 キモカワうらめしや

ヒバリと申します。
S3で使っていた構築を紹介します。SV初3桁なので記事を書きます。

【結果】

TNヒバリ:648位 レート2023

【コンセプト】

型の誤認を誘い、相手の考慮外からの勝ち筋を掴む

【構築経緯】

1.ハバタクカミのみがわりが安定行動になってゲームメイクしやすいと考え採用
2.ハバタクカミとの攻撃相性に優れるセグレイブを採用
3.ハバタクカミのみがわりと相性がよく、対面性能も高いどくびしマスカーニャを採用
4.セグレイブに対して引き先になれて、有利展開を作れるミミズズを採用
5.ミミズズから繋いで強く、相手のサイクル破壊を狙えるスナノケガワを採用
6.水の一貫を切り、ハバタクカミに打点のあるギャラドスを採用

2/15時点で構築が完成し、微調整を繰り返していました。詳しくは個体紹介で述べます。

【個体紹介】

<ハバタクカミ>

構築の組み始めです。環境下で高速な部類で火力もあるので、相手にテラスタルを切らせる能力が高いことからみがわり型で採用してみました。実際みがわりが決まることが多く、相手の行動を見てから動けるのが強力であると感じました。

調整はせっかくならキョジオーンを破壊したいと思い、しおづけ耐えまで耐久に回しました。火力が足りずに困る場面もありますが、このポケモンの役割はエースでなく削りや様子見なのでこの調整です。

技構成はコンセプトのみがわり、安定打点になるムーンフォースシャドーボール、そして受けを破壊できたらいいなのうらみを採用しました。うらみは相手が最後に使った技のppを4だけ減らす技です。この技のおかげで、TODできると思って突っ込んでくるキョジオーンのじこさいせいを枯らしたり、オーバーヒートで拘ったテツノドクガにわるあがきをさせることができます。うらむと相手が数秒固まるのが面白いです。自身が通らなくても裏を通す能力があるのがよかったです。受けを破壊する技は他にもいたみわけうそなきを試しているので、そのうち単体考察記事を書きたいと思います。

テラスタイプは炎を選択しました。理由は相手のハバタクカミの攻撃を耐える/セグレイブのつららばり耐性/ハッサムバレットパンチ耐性などです。耐久型ハバタクカミは炎か水が強い気がしました。

シーズン前半戦はたくさん選出できましたが、終盤になると受けポケモンが減った印象もあり大活躍とはいきませんでした。実は裏でスカーフ型も試していましたが、最高レートはこちらの型なので記載しました。

<セグレイブ>

一般的なチョッキセグレイブ。調整がよくわからなかったのでシーズン初日のものをそのまま使っています。チョッキセグレイブは廃れると思っていたのでまさか最後まで使うとは思わず、セグレイブのポテンシャルの高さを感じました。フェアリー弱点が嫌で途中何度かハルクジラに浮気しようと思いましたが、vsキノガッサを考慮するとセグレイブに軍配が上がりました。ただ終盤のキノガッサはみんなテラスタルをしてきたので、それならいっそハルクジラを採用して他の処理ルートを考えた方がよかったかもしれません。ポケソルも言ってたけどこの環境のハルクジラは強い。セグレイブでこれだけ強いんだから、剣盾で愛用していたホワイトキュレムを早く使いたいなあという気持ちです。

全くセグレイブの話していないけど、語ることがないくらい無難に強かったです。ちょっと硬めのこの調整おすすめです。

<マスカーニャ

ギミック対策と対面性能を求めていたのでどくびしマスカーニャを採用しました。2期連続当選。もはやどくびしは一般的な型で、上位帯ではよく見かけた印象です。その通り環境によく刺さっていて、パラドックスは浮いているポケモンが少ないのでどくびしの通りがかなり良かったです。セグレイブとの初手対面で相手はけたぐりにビビってテラスタルをしてくれるのもこのポケモンの強みだと感じています。

調整は準速にしてマスカーニャミラーで下を取るようにしました。へんげんじざいのマスカーニャの方が多い気がしたので、初手対面はトリックフラワーから入っていました。また、少し削れたブラッキーをトリックフラワー→新緑テラスタルトリックフラワーで落とせるのが強かったです。ふいうちのリーチも伸びるので火力のある方が使いやすいと感じました(前期気持ち悪い型のマスカーニャ使ってた人)。

<ミミズズ>

モカワ①、チチンン。vsセグレイブ最強ポケモンの1匹です。セグレイブに後出しできるポケモンは何体か存在しますが、その中で交代した後の行動で一番アドバンテージが大きいのがしっぽきりだと考えたのでミミズズを採用しました。シーズン序盤は特にミミズズが強く、セグレイブに合わせることができたら即勝ちが見えるくらい強力でした。終盤はむしろキョジドオー対策として使うことが多く、しおづけに対してしっぽきりでスナノケガワに繋いだり、ドオーからの打点をなくしたりと受け構築メタとして選出していました。ハバタクカミ以外にもキョジオーンに強いポケモンがいたのが構築としての強みでもあります。

調整は少しSとDに振ることで単体性能を高めるようにしました。ちょうはつを打ちたそうなアーマーガアに対して上からしっぽきりができたり、どうしようもない特殊ポケモンをメタルバーストで処理できたりと、HB特化より汎用性高く選出できると感じています。

技構成はアイデンティティのしっぽきり、特殊をごまかすメタルバースト、セグレイブに打つボディプレス、ドオーへの打点としてじしんを採用しました。ステルスロックがない構成ですがそもそもこの環境でミミズズがステロを撒いている余裕などなく、安定でしっぽを切るか裏を読んで攻撃する方が強いのでこうなりました。特性とじしんのおかげでドオーに負けなくなるのが偉いポイントです。

テラスタイプは地面を選択しました。ボルトチェンジをカット出来たら強いなと思いましたがそんな場面は1度もありませんでした。炎と格闘が抜群でなければなんでもいいと思います。

このポケモンの一番の役割はセグレイブをビビらせることで、スタン相手にはベンチで腕組みしてもらうのが一番輝くと思います。ミミズズのせいで相手の行動が歪むことがあるので、選出圧力がかなり高いポケモンだと感じました。見た目めちゃ弱そうだし色違いはきもめだけど、使い込むと愛着の湧くポケモンです。

<スナノケガワ>

モカワ②。本構築のエースポケモンで地雷枠。シーズン初日に育成してずっと構築に入れてました。2月から追加されたパラドックスの中でもネタにならない程度のマイナーで、あまり注目度が高いとは言えないポケモンです。それゆえテンプレートの型が存在せず、てっぺきボディプレスは全く読まれませんでした。実質両刀+技範囲の広さ+Sブーストにより、相手のサイクルを破壊する性能がとても高かったです。タイプで言えばジバコイルにめちゃくちゃ強いのも長所です。

調整は素早さを準速ガブリアス抜きまで振り、セグレイブを意識して防御にも厚めに割きました。この調整のおかげでミミズズから繋ぐとすごいことが起きて、ケガワにつられて出てくるセグレイブを起点にすることができます。素早さが高いのでテラスタルを含めると物理相手はほとんど起点です。ゆえに食べ残しや回復実を持つよりは上から行動できるブーストエナジーが最適と考えています。他の調整案としては特殊アタッカーとしての側面を高めるためにもう少し特攻に回してもいいかもしれません。

技構成はコンセプトのてっぺきボディプレス、安定打点のほうでんとだいちのちからを採用しました。どうせ火力はないので10万ボルトよりは運勝ちを狙えるほうでんの方がいいと思います。まあまあ犯罪しました。

テラスタイプは格闘を選択しています。当然ボディプレスの火力を上げるのが目的で、耐性はあまり考慮していません。こういったマイナーポケモンで攻めるときはやりたいことを押し付けるテラスタイプを選択するのがいいと感じました。拳がくるくるしてかわいい。

本構築で一番自信があるポケモンで、めっっっちゃ強かったです。シーズン通して同じ型には一度もマッチングしませんでしたが、スナノケガワの型の一つになってもいいと感じています。ステロやでんじほうで終わるスペックではないです。もう少し高い順位取れたら流行らせること出来たかな。わかる人はわかると思うけど使用感がディアルガにとても似ています。

ギャラドス

補完として最後に構築に入ってきたメタ枠。本構築におけるMVP。古き良きゴツメギャラドスを環境に合わせてカスタムして採用しました。いかくと優秀なタイプで有限ではありますが上3体が重いイルカマンやハッサムへのクッションとして機能しました。鋼打点+ヘイラッシャ耐性が偉く、流行の並びにストレスフリーで勝てるのが強力なポイントです。

調整はかなり欲張って幅広い構築に選出できるようにしました。ハバタクカミの上は取りたいしセグレイブに一回後投げする機会も欲しいのでこの調整です。もともとDが高いポケモンなのでハバタクカミの型によっては対面から起点にできます。似たようなポケモンカイリューがいますが、このフェアリー耐性が唯一無二であると思っています。

技構成はゴツメギャラドス定番3つとアイアンヘッドを採用しました。範囲は広くありませんが、セグレイブとハバタクカミに一貫するアイアンヘッドは使い勝手がよかったです。また、自然にひるみの運勝ちが狙えるのもギャラドスの強みです。

テラスタイプは鋼を選択しました。アイアンヘッドの火力を上げたりメガネハバタクカミの攻撃を耐えるために切ることがありました。ギャラドスのテラスタイプはあまり読まれず、相手から見えない勝ち筋になっていることが多かったです。ただ、鋼を切ってしまうと水と地面の耐性が消えて本来の役割を遂行できなくなるので、テラスタルのタイミングはかなり重要だと思います。

環境の水タイプのクッションと言えばヘイラッシャですが、ギャラドスも選択肢になってもいいと感じました。ヘイラッシャと異なり攻めに転じられたりSを上げて殴ることができるので、役割が一つじゃないのが使いやすいポイントです。”セグカミラッシャ”とみんな言うけれど、自分は”セグカミギャッラ”の方が強いと思っています。

【選出/立ち回り】

エスパトラ/コノヨザル絡み:@2
どくびしを撒いて逃げ切ることを目指す

受け構築:@2
ハバタクカミで削りながら裏を通す

スナノケガワを通せそうなとき:@1
セグレイブを起点にする

あまり決まった選出はしません。刺さってそうなポケモンで攻めて勝つのが目標です。

【重いポケモン

テツノツツミ:セグレイブがテラスタルすると一貫ができてしまう

トドロクツキ:どくびしを気合で撒かないとダメージレースで追いつけない

ドドゲザン:初手置きしたいマスカーニャとセグレイブでは勝てない

【あとがたり】

ここまでの閲覧ありがとうございます。ようやくSVで3桁に残れました。順位は剣盾の頃と比べると低いですが、ひとまずレート2000も取れたし喜んでおきます。ただ2000には2/22時点で到着しており、そこからほとんど勝てなかったのがつらかったです。上との壁がまだあるのか自分が弱いのか、、来期以降は2100と2桁を目標にガンガン攻めていきます。

構築に関して、変な型のポケモンを自分の好きな攻め寄りのサイクルに組み込むことができて自分らしい色が出せました。命中不安技と回復技がない安定した構築になって満足です。SVでもテンプレートからずらした型をたくさん産み出していきたいです。

SVいろいろ荒れてるけど、自分はまだまだ楽しむつもりだし上を目指します。それでは。