ヒバリのきもち

不思議な歌を作りたい

【SVシーズン2】災いナメクジ猫被る

ヒバリと申します。SVでは初投稿となります。
SVシーズン2で使っていた構築を紹介します。結果を残せなかったので日記です。単体考察の詰め合わせとしてご覧ください。

【結果】

【コンセプト】

型の誤認を誘い、相手の考慮外からの勝ち筋を掴む

【構築経緯】


1.やどみがマスカーニャが相性の有利不利を逆転できるパワーがあると考えて採用

2.ふうせんキラフロルカイリュー環境において行動回数を稼げると考えて採用
3.キラフロルの毒やキラースピンと相性のいいカイリューを採用
4.カイリューとの相性補完に優れ、柔軟な動きができるサーフゴーを採用
5.ここまでで重いサザンドラ絡みの構築に圧力をかけられるウルガモスを採用
6.相手にテラスタルの圧を与えながら後出しで行動できるドラパルトを採用

以上で構築が完成しました 詳しくは個体紹介で述べます。

【各ポケモンの役割】

カイリュー環境への解答:
流行りへの対応①(サザンドラ絡み):
流行りへの対応②(ブラッキーサイクル):
ドラゴンタイプの初手テラスタル
便利屋さん:

【個体紹介】

<マスカーニャ

構築の組み始めです。S1の序盤に思い付いてからずっと使いたかった。やってることがほとんどチオンジェンなのが構築名の由来です。シンプルなアタッカー性能をもつマスカーニャを、やどみが型で採用することでこちら視点の有利不利が逆転し一気に流れを掴めると思って採用しました。具体的にはデカヌチャン/ブラッキー/キョジオーン(テラスタル)/渦カイリューなどを、相手にバレずに起点にすることができます。過去作をプレイしたことのある方ならわかると思いますが、このタイプのポケモンに身代わりを残されると普通の殴り合いでは勝つのが難しくなります。テッカグヤエルフーンはやどみが型の印象が強いので選出画面で警戒できますが、マスカーニャにはそれがないので狙った相手を簡単に誘うことができました。

調整は素早さと耐久に大きく割き、対面で勝てる相手と嵌められる相手を増やすようにしました。マスカーニャにここまでの調整を施している人間はあまりいないと思いますが、素早さの高いポケモンはどんな振り方をしても一定の強さが約束されているのがいいところです。耐久振りドラパルトが好きだった人は分かるはず。

技はコンセプトのやどみがと、引き先に刺さるはたきおとす、回復と積みを封じるちょうはつを採用しました。技範囲が狭いと思うこともありますが、やどみがを見て出てくるサーフゴードラパルトに対して打てるはたきおとすは外せませんし、ちょうはつがないとtod負けすることもあるのでこの技構成です。トリックフラワーがないと分かるとイルカマンやロトムがイキイキしてくるので、技を隠す動きは重要だと感じました。

テラスタイプはゴーストを選択しました。これによりしんそくカイリューに展開次第で勝てたり、受け構築のボディプレスをケアすることができます。他の候補としては連続技と先制技に強い鋼や、ラウドボーンにやどりぎのタネを入れられる炎がいいかもしれません。どのテラスタイプを選択するにせよ、タイプを変えて強引に身代わりを残す動きが強力であると感じています。

正直使っていてめちゃくちゃ強く、マスカーニャの今後の型のひとつになってもいいと感じています。マスカーニャでこれだけ強いのだから、チオンジェン/テッカグヤ/エルフーンあたりが解禁されるのが今から恐ろしいです。自分のポケモンの考え方である、バレていない強みを体現したポケモンでした。読まれないみがわりは強い。

<キラフロル>

構築の組み始めで、使いたかったポケモン②。キラフロルと言えばタスキを持って先発のイメージが強いですが、耐久振りふうせんで採用することで先発で出す必要がなく、サイクルの中で役割を遂行することができます。地面タイプに無効耐性を持つことでだいたいのカイリューに対して後出しして毒を入れてからゲームを始めてました。カイリューりゅうのまいするとあまり引いてこない。

調整はHBに振って物理環境で行動回数を確保するようにしました。ヘイラッシャに後出ししながら毒を盛れるのでサイクル構築相手に有利に立ち回ることができます。

技構成は悩みましたが最強技のキラースピン、鋼の後出しに打つだいちのちから、サイクルに負荷をかけるステルスロックどくどくを採用しました。キラースピンは後述のポケモンたちがステルスロックを誘うので効果的に働きます。この技効果もりもりで強すぎます。さらにどくどくを採用することで、舐めて居座ってくるカイリューやラウドボーンを機能停止にすることができます。カイリューのはねやすめやドラパルトのまもるとも相性がよく、あまり採用されていないけど強い技だと思います。

テラスタイプはひこうを選択しました。これによりふうせんを割って安心している相手にアドバンテージを稼ぐことができます。どくどくという技の性質上、1ターンでも多く生き残ることが重要なので何かしらの無効耐性があるテラスタイプがいいと感じています。

キラフロルはうまく扱えばこちらの狙った展開を作れるポケモンで、プレイヤーの技量次第で大きく化けるポケモンだと思っています。対戦中は毒のダメージを考えてあと何回動けば勝てるかを常に考えていました。どくげしょうは唯一無二で代えの利かない性能ですし、パラドックスや準伝が解禁されても生き残っていくポケモンでしょう。個人的にはふしょくニードルガード型に注目しているので今後の開拓に期待です。2月からのシリーズでも毒のとおりは悪くないので使いたいです。

カイリュー

このルールにおける最強ポケモン。シーズン終盤まではしんそく/じしん/りゅうのまいの一般的な型で採用していましたが、鋼テラスタルの増加や相手の理解度向上により刺さりが悪くなったと感じたのでこの型に変更しました。通りのいい特殊技+しんそくのおかげで対面性能が高く、数的有利を取るのに長けていたポケモンです。特殊技を見せると基本的にはしんそくは警戒されないので、見た目以上に動きやすいです。SVでは今まで以上にポケモンの残数が大切であり、はねやすめのあるカイリューは数的有利を勝ち盤面にすることができる性能があると感じているのでこの技構成は自身の性能とよく噛み合っていました。

調整はCにそこそこ割いているので、相手の予想外のダメージを与えることができます。反面、Sが遅いので速いドドゲザンに抜かれたり追加効果をたくさんもらったりと、デメリットも多かったです。両刀は強かったけど動ける回数が少ないのは弱いなあと。

初手に置いて荒らす/しんそくのスイープ/はねやすめによる詰ませなど、様々な役割を高水準で担ってくれました。器用貧乏だけどカイリューのレベルでやれば一級品です。まだまだ可能性のありそうな構成なので今後も研究していきたいです。

<サーフゴー>

割と普通のスカーフサーフゴー。最速/耐久振り/ノーマルテラスにすることでミラーの勝率をなるべく高めるようにしました。本当は控え目シャドーボールまで耐えたいけど火力がなくなってしまうので断念しました。

技構成はトリックでんじはを採用することで、行動に柔軟性を持たせることにしました。トリックで縛った後にでんじはを連打することで、相手の引きと居座りに対応することができます。スカーフでんじはポケモンは前作も使ったことがあるので扱いやすかったです。

ここまで書きましたが、実は最終日ほとんど選出することができず全く信頼していないポケモンです。相手のテラスタルにやられがちだし役割は明確じゃないしトリックはめちゃくちゃ読まれるので、再現性のない動きしかできずにいました。変えるならこの枠でしたが代替案が思いつかず、実質5体で戦っていました。このポケモンをガンガン選出できる人はすごい。サーフゴーとは全く仲良くなれないシーズンでした。

ウルガモス

少し耐久に振ったメガネウルガモスサザンドラサーフゴーのようなサイクル構築に積極的に選出して火力を押し付けていくのが仕事です。テラスタル後やむしのしらせ発動後のパワーが凄まじく、目の前に通る技を選択するだけで相手を崩壊させることができます。

調整は若干物理耐久に振ることで対面選出もできるようにしています。調整先であるミミッキュがこの構築は重いので調整が活きた場面は多かったです。また最速にすることでミラーに強く、相手のウルガモスにほのおのまいを連打できる点が素晴らしかったです。岩テラスタルには2回負けました。

技構成はとんぼがえりを採用しました。前作でもとんぼがえりウルガモスを愛用していましたが、やはり強力な技であると感じています。圧力のあるポケモンの読まれない対面操作技は一気に有利展開に持ち込むことができるので好きです。

眼鏡ウルガモスは終盤に増えたサザンドラに有利を取れ、サイクル下での貢献度が非常に高いポケモンです。この環境におけるアタリ枠だったと思いますが、裏をうまく組むことができませんでした。今思えば虫テラスタルもありだったかもしれません。

<ドラパルト>

かなり歪なドラパルト。環境メタに重きを置いて構成を考えました。ドラパルトは周知の通り環境最速で、相手視点Sランクと称される圧力の高さが魅力のポケモンです。つまるところ初手に出てきたときに一番対応に困るポケモンであり、相手にテラスタルを切らせる性能が最も高いポケモンと言えます。このとき、ドラパルト側も普通に打ち合うだけでは相手のテラスタルに対応できないことが多いですが、初手まもるを選択することで後出しで行動することができるようになります。現環境において初手出しが多いドラゴン(ドラパルト/セグレイブ/ガブリアスなど)はドラパルトと対面した際、引くのではなくテラスタルで強引に突っ込んでくるパターンが非常に多いのでびっくりするくらい決まります。この構築は明確なクッション枠もおらず、相手視点「とんぼがえりされても裏に負荷かかるしいいだろ」で押してくるのでぶちささります。フェアリーやドラゴン等倍にテラスタルしてきたときは儲けもので、まもる→鋼テラスタルで対面突破するのが理想展開です。またタスキ+ふいうちで対面性能が高く、裏に置いてストッパーにしても強力でした。実はすりぬけ+ものまねハーブで採用していた時期もありましたが、さすがにおもちゃだったのでやめました。まもるの隙をほぼ0にするならこうなります。

技構成と調整は、ふいうちを強く使いたかったのでASドラゴンアローとしました。相手の無振りドラパルトに対して、等倍ドラゴンアロー+等倍ふいうちでピッタリ確定を取れるのが美しいポイントです。この構成だと相手の鋼テラスタルに勝てなかったり、サーフゴーにふいうちを打つしかなかったりで不便なこともありましたが、他の技を切れないのでやむなしです。ドラパルトに対してドラゴンタイプの鋼は切りづらいと思ってます。まもるはキラフロルとの相性がすこぶるよく、簡易的な毒サイクルを形成できるのがおしゃれでした。タスキとまもるでかなりのダメージを稼ぐことができます。

このドラパルトはパラドックスが解禁されても最速なことに変わりはないので強いと感じています。展開形の構築には刺さりがよくありませんが、初手からテラスタルでアドバンテージを狙ってくる相手にはかなりの信頼があります。ドラパルトでなくとも速くて火力のある初手まもるは今後の開拓が期待されます。以下にこのドラパルトの初手対面の動き例を示しておきます。こちらの初手行動はすべてまもる安定です。

・vsガブリアス
相手フェアリーテラス→鋼テラス切って突破
それ以外→ドラゴンアロー*2でだいたいOK

・vsセグレイブ
相手つららばり→鋼テラス切って耐えて押し切る(HAは無理)

・vsドラパルト
相手ドラゴンアロー→鋼テラス切ってドラゴンアロー→ふいうちで突破
それ以外→ドラゴンアロー→ふいうちでOK

【選出/立ち回り】

カイリュー通してきそう:@2
キラフロルを大事に扱い、定数ダメージと先制技で崩す

ドラゴンがたくさんいる:@2
初手ドラパルトで対面勝つ前提で立ち回る

受け構築やブラッキーキョジオーン入り:@2
マスカーニャで嵌める、適宜はたきおとすでサイクル破壊

サザンドラサーフゴー系:@2
ウルガモスの行動回数=勝率

【重いポケモン

エスパトラ
対面で勝てるのがドラパルトだけで、ふいうち択を外すと終わります。そういえば剣盾の頃もバシャーモいつも重かったな、、

モロバレル
受け構築はマスカーニャで基本的に相手できますが、モロバレルがいると一気にきつくなります。持ち物はたいたりトリックしてからウルガモス通すのが理想だけどかなりしんどい。

サザンドラ
鋼タイプになってくるドラゴン筆頭。ウルガモスを大事にする/キラフロルが交換読みで毒盛る/カイリューがひるまないくらいしか勝ち筋がありません。

【あとがたり】

ここまでの閲覧ありがとうございます。SV始まってから全く勝ててなく、3桁行けてもすぐ落ちてしまう最終日で辛かったです。剣盾の頃はそこそこやれてたのになんでだろう。単体としては面白いポケモンを生み出すことができているので、あとはそれをうまく構築としてまとめる力が足りていないんだろうなと思います。使いたいポケモンだけ詰め込んでもダメですね。環境読みと構築の組み方誰か教えてください。

パラドックスはカスタマイズ性あって楽しそうなのでまだ懲りずに対戦してると思います。それでは。

S33 最高レート1920 紅潮ゼルガレオ

ヒバリと申します。
S33(伝説2体ルール7期目)で使っていた構築を紹介します。最高順位は高くないですが、7か月の記念に書こうと思います。勝てなかったので反省多めです。

【結果】

TNつぐみ:最高1920 最終1815
2000取れなきゃ保存することに意味はないの精神で潜りました。

【コンセプト】

相手の考慮外からの勝ち筋を掴む
引き先を用意してサイクル戦に持ち込む

【構築経緯】

1.でんじはを採用したゼルネアスがサイクル性能に優れると考え採用
2.ザシアンへの引き先としてソルガレオを採用
3.黒バドレックス/イベルタル/サンダーへの引き先としてブラッキーを採用

4.カイオーガへの引き先としてトリトドンを採用
5.耐久ポケモンを崩せてサイクルを回せるウォッシュロトムを採用
6.サイクルを破壊できるボーマンダを採用

以上で構築が完成しました 詳しくは個体紹介で述べます。ちゃんとした構築経緯が見たい方は次をご覧ください。

【長い構築経緯】

<軸の決定>

現環境はでんじはからの展開が蔓延っています。しかしその弱点として、使うポケモンが読まれやすいことがあります。そこで、絶対に読まれないポケモンがでんじはを使うことでサイクル戦を有利にできると考えました。でんじはのイメージがなく、そのでんじはを自身が活かせるポケモンを考えたところ、ゼルネアスが該当しました。みがわりめいそうを採用することで、ただの麻痺巻きにとどまらず詰め性能も両立することができます。裏には受けポケモンを用意することで、あたかもサイクル下でジオコントロールを積む構築に見せかけるようにしました。これで軸が決定しました。

<引き先の決定>

軸のゼルネアスを通していくうえで大事だと感じたのは、有利対面を作ってでんじはを撒くことです。そのためにはゼルネアスが不利な相手に対して引き先となれるポケモンを用意する必要があると考えたので、耐久力の高いポケモンたちを採用することにしました。

まずは明確に不利な相手であるザシアンに対して引き先になれるポケモンを採用したいと考えました。最初は日食ネクロズマを考えていましたが、今回は技範囲/素早さ/耐久力に優れたソルガレオを選択しました。ザシアンの攻撃にリスクをつけるためにゴツゴツメットを持たせています。詳しくは個体解説で述べますが、日食ネクロズマとは大きな差別化点があるのでこちらを採用しています。ザシアンに対して受け出して、回復or攻撃or裏に通る攻撃を選択できるのが強力であると感じました。

次に2体で重い黒バドレックス/サンダー/イベルタルに対して引き先になれるポケモンを採用したいと考えました。この枠はガオガエンポリゴン2バンギラスなどが採用できますが、今回はブラッキーを採用しました。あくびで相手のダイマックスを枯らしながら詰めていくことができる点を評価して採用しました。また耐久力を持ち物に依存しておらず、トリックをされても大きく性能が落ちない点も評価しています。

ここまでで水タイプの通りがよくなってしまっているので、水無効ポケモンを採用したいと考えました。カイオーガに強いのは必要条件なのでガマゲロゲと迷いましたが、トリトドンを採用しています。やはりブラッキー同様あくびが強力で、盤面をコントロールできる性能はガマゲロゲより優れていると思います。れいとうビームランドロスを殴れる点も評価しています。

<崩しの決定>

ここまででメジャーな相手には受けサイクルを成立させることができると判断したため、次は相手のサイクルを崩せるポケモンを採用したいと考えました。

上記の4体では相手の要塞系や受けポケモンを崩すことが難しいので、スカーフトリックができるポケモンを考えました。交代技や重めのカバルドンに対して打点を持つなどの条件を考慮すると、ウォッシュロトムが該当しました。あくのはどうを採用することで黒バドレックスへの打点/ダイアークによる崩し要素を持つことができました。

 

最後の枠にはダイマックスして強いポケモンを採用したいと考えました。ダイジェットが使えて、こちらの禁止伝説が重いナットレイに対して強く、止まりにくいポケモンを探したところボーマンダが該当したので採用しました。ダイウォールが使えると強いと感じたのでみがわりを搭載しています。

【個体紹介】

<ゼルネアス>

S 最速
H 16n+1
HB 特化いのちのたまイベルタルのダイスチル耐え
HD 臆病黒バドレックスの+1アストラルビット耐え
C あまり

構築の軸です。有利対面ででんじはを撒いてサイクルを回しやすくします。一致弱点を突かれなければなんでも耐えるし、みがわりもあるので初手置き性能がとても高かったです。このポケモンはとても強かったけど合わせる構築が違ったのかなと。ただの麻痺巻きだけでなく試合を決定する力もあるので、ゼルネアスを使うときの選択肢の一つになってもいいと感じました。1か月間このゼルネアスを使っていて、ある定理を発見したので以下に紹介します。

でんじは+めいそう*2=ジオコントロール

ソルガレオ

H 16n-1
HB 特化ザシアンのインファイトほぼ確定3発
S 遅いサンダー抜き
A あまり

ザシアン受けです。なんだかんだこの禁伝2体ルールでは半分くらいの期間でソルガレオを使いましたが、今回の型が一番強かったように思います。日食ネクロズマにはない技がたくさんあり、防御指数はソルガレオの方が高いので全く劣化ではありません。ザシアンのインファイトに受け出して、フレアドライブでワンパンできるのはオンリーワンの性能です。ホウオウが山ほど後投げされるので、交換読みストーンエッジがたくさん決まりました。すごく強いポケモンだっただけに、2000に連れて行ってあげたかった。

ブラッキー

H 最大
HB A特化いのちのたまイベルタルのダイジェット*2を守る込み確定耐え(目安)
      A特化+1ランドロスのダイアース耐え
D あまり

ソルガレオvsイベルタルの対面ができたときに終了するので採用しました。特殊アタッカーに受け出して流すのがお仕事です。イカサマがあるとバドザシに選出できるのがいいですね。バトンタッチはあくびと合わせて有利対面を作れる面白い技でしたが、タラプのみをバトンして繋ぐだけなら日食ネクロズマと組ませた方が絶対に強いと思います。

トリトドン

H 最大
HB 特化ザシアンのじゃれつくを最高乱数以外耐え
D あまり

カイオーガ受けです。あくびでコントロールして狙った相手に攻撃を当てられるのが強いです。ただ、みがわりめいそうカイオーガが多かったり、れいとうビームでたくさん凍らされたりと期待していた活躍はあまりできませんでした。受けポケモンなので仕方がないけど、最終日何回凍って負けたんだろう。

ウォッシュロトム

S フェローチェ抜き
C 特化いのちのたまサンダーのダイジェット耐えカバルドンを87.5%で1発
H あまり

構築の潤滑油です。このポケモンをうまく使うことで黒バドザシアンに対して悪くない勝率を保つことができました。トリックで面倒くさい系も対策できるので、汎用性は高かったです。この構築にはダイマックスして強いポケモンがあまりいないので結構ダイマックスしました。ただ、最終日あまり勝率が伸びなかったのはこのポケモンハイドロポンプを外しすぎたせいだと思います。体感6割。でもよく頑張ってくれた。

ボーマンダ

AS 特化

この構築のエースです。このポケモンが止まらなさそうなときや、サイクルをさせてもらえなさそうなときに選出しました。もともとこの枠はギャラドスを採用していましたが、さすがにナットレイが重かったのでボーマンダに変更しました。みがわりとそらをとぶが強く、相手のダイマックスをたくさん枯らしてくれました。やはり展開したときのパワーはすさまじく、全然この環境でもやっていけると感じました。

【選出/立ち回り】

サイクル選出

or@1

主にバドザシ/イベザシ/ザシオーガに対してこの選出をします。受けつつ回復しつつ、なるべく3体生存を意識しながら反撃のチャンスを伺います。

展開選出

@2

ホウオウがいるときや受け構築にはボーマンダを軸に考えます。ゼルネアスで麻痺を撒いてから降臨させるのが一番多かったです。

【あとがたり】

ここまでの閲覧ありがとうございます。まともなルールが最後のシーズンということもあり、本気で2000を狙っていましたが全くかすりもしませんでした。最終結果は低いですが2000に乗らなければ1900も1500も同じなのでどうでもいいです。それよりも最高1920が低すぎます。自分は剣盾の途中から本格的に対戦を初めて2年弱が経ちますが、未だ一度も2000に届いていないのはさすがにダサいのでそろそろ取りたいですね。幸い全解禁ルールのモチベーションはあるのでまだチャンスはあります。ちょっと忙しいかもしれないけど。

構築に関して、やっぱり受け思考な構築になりすぎて明確な勝ち筋がなかったのが弱かった原因なのかなと思います。ゼルネアスが暴れるかボーマンダが通るかしか強い動きがなかったように感じるので、次回構築を組むときは勝ち筋を強く意識したいと思います。まだまだ伸びしろがあるこのゲームすごい。

もっと強くなりたいと感じた7か月でした。それでは。

S30 最終167位 生贄ホウオウダイナ


ヒバリと申します。

S30(禁止伝説2体まで4期目)で使っていた構築を紹介します。
前期は溶けて記事を書かなかったので2ヵ月振りの更新となります。

【結果】

TN つぐみ:最終167位 レート1933

【コンセプト】

型の誤認を誘い、相手の考慮外からの勝ち筋を掴む
対面的に殴り勝つ

【構築経緯】

0.数人で話していたところ、攻撃的なホウオウダイナが強そうだと考えた
1.想定外のパワーを出せるいのちのたまホウオウを採用

2.高火力かつ打ち分け可能なパワフルハーブムゲンダイナを採用
3.タスキ枠として技の通りがいいマンムーを採用

4.禁伝2体が厳しいカイオーガ/ガマゲロゲに強く、エースになれるキングドラを採用
5.サンダーを牽制できて対面的に選出して強いイバンドサイドンを採用
6.積みへの切り返しができるこだわりスカーフメタモンを採用

以上で構築が完成しました。詳しくは個体紹介で述べます。

【個体紹介】

【ホウオウ】

 A 特化
 H 10n-1
 S あまり

禁止伝説枠①。今期は初手から想定外のパワーを出してこちらのペースで試合を進めることをテーマにしていたので、いのちのたまホウオウを採用しました。ムゲンダイナやメタモンと並べることで耐久型と判断するプレイヤーが多く、初手ダイマックスがかなり通った印象です。裏から出してももちろん強く、有利対面ダイジェットでたくさんのポケモンを破壊してくれました。

努力値調整はHAにほとんど振り切りました。これにより受け出しを許さないパワーと大体の攻撃を耐える耐久を確保できます。シーズン序盤はASで使っていましたが、あまりに耐久が足らず、また上をとれてもおいしい相手が殆どいなかったのでこの調整に変更しました。Hに振るだけでかなり耐久が上がり、具体的にはいのちのたまランドロスストーンエッジを耐えるくらいにはなるのでこの変更は正解でした。

技構成はメインウェポンのせいなるほのおとブレイブバードバンギラスディアルガに打つじしん、そしてダイウォールになれて想定外の勝ち筋を生むみがわりを採用しました。このみがわりが非常に強く、相手のダイマックス枯らしや面倒な変化技を透かすことができる便利な技でした。いのちのたまを見せるとみがわりは殆ど警戒されず、またみがわりを見せるといのちのたまが警戒されずうまくハマった印象です。相変わらず読まれないみがわりは強い。

今までホウオウはスカーフやあつぞこブーツを試したことがありましたが、今期の使用感でいのちのたまが最強なのではと思い改めました。このポケモンの火力にはおそらく相手よりも自分が一番ビックリしていたと思います。めちゃんこ強かった。

選出率1位 74.31%

【ムゲンダイナ】

 CS 特化
 D ミラー意識

禁止伝説枠②。対面選出ができる禁止伝説のなかで、読まれづらい/高火力/打ち分け可能などの理由からパワフルハーブムゲンダイナを採用しました。個人的には一番相手にしたくないムゲンダイナの型で、一度有利対面をとったときの制圧力が凄まじいポケモンでした。ホウオウ同様初手から圧力をかけてもよし、裏からスイープしてもよしと非常に使い勝手がよかったです。使ってみるとわかりますが、初手ムゲンダイナに対してザシアンに引いてくるプレイヤーがとても多く、そこにメテオビーム→かえんほうしゃと選択することで簡単に破壊することができます。ムゲンダイナでザシアンを落とした試合はほぼ勝ちなのでやはり何してくるか分からないムゲンダイナは強いと感じました。

調整はCS特化としました。ミラーやメタモンに強くするためにD振りも考えましたが、それよりも有象無象へのダメージを増やした方が勝率が上がると判断したためこの調整に落ち着きました。ちなみにメタモンダイマックスほうは37.5%の乱数です。最悪突っ込みます。

技構成はメインウェポンのダイマックスほうとメテオビーム、鋼に打つかえんほうしゃ、そしてみがわりを採用しました。ホウオウと同じように、いやそれ以上にみがわりが強く使えました。本来、メテオビーム型のムゲンダイナは毒技を採用することが多いですが、現環境ではカプ・レヒレが減少していることもあり打ちたい場面は少なかったです。メテオビームを見せるとみがわりはまず警戒されないので信じられないくらい刺さっていました。メテオビーム→相手強引ダイマックス→みがわりで枯らす動きが黄金ムーブです。また、ムゲンダイナを見たときに相手はとりあえずでんじはを打ってくることが多かったのでそこにも刺さりました。そこら辺の低火力ポケモンはみがわりからメテオビーム連打で起点にできます。

ムゲンダイナを使うのは今期が初めてで、使い始めはダイマックスできないし扱いづらいポケモンと考えていました。しかし対戦をこなしていくうちにどんどん手に馴染んできて、今では本当に信頼しているポケモンです。メテオビームは外すと試合終了レベルで重要な技ですが、そのデメリットを軽々と越える絶大な性能があると思います。なので流行らないでほしい。

選出率2位 64.22%

マンムー

 A 特化
 S ミラー意識の実数値-1
 B あまり

タスキ枠。ホウオウとムゲンダイナが対面的に戦うのが得意な性能をしているので、必須のタスキ枠としてマンムーを採用しました。通りのいい技範囲+先制技+砂霰無効と求める要素を全て持っている偉いポケモンでした。相手に読まれても強いポケモンってこういうことを言うんだなあと思います。

調整は火力が足りないのでA特化、ゆきなだれミラーに強いS-1としました。この構築は岩技まで考慮すると相手のマンムーが止まらないので、少し歪な調整になりました。これにより相手のばかぢから以外には勝てると思います。実際に決まる場面は多くはありませんでしたが、選出できるとという安心感はありました。

技構成はメインウェポンのじしんとゆきなだれ、便利技のこおりのつぶて、そして黒バドレックスメタのかみつくを採用しました。この技構成のおかげで黒バドレックス×ザシアン×ダイジェットの構築に対して初手出しが安定します。環境に多い構築に対して何も考えずに選出できるのは良かった点です。

マンムーも初めて使うポケモンでしたが、広範囲+行動保証のお陰で相手の選出を縛れるのが強いと感じました。このポケモンは初手はもちろん裏から出すのが凄く強く、スイーパーとしても使いこなすことができればマンムー上級者になれそうです。

選出率3位 58.72%

キングドラ

 AS 特化
 D あまり

ホウオウが出せないときのエース。vsザシオーガ最強。上記の3体ではカイオーガガマゲロゲがとても重く、ホウオウ以外のエースが欲しかったので探していたところ発見したタツノオトシゴです。相手の雨にタダ乗りして上から蹂躙できるのは他にない性能でした。使用率圏外な理由が分からない。と書こうとしたら我々が使いすぎたせいで146位まで上がっていました。おめでとう?

調整はAS特化としました。Sはここまで振ることでS182までのスカーフ黒バドレックスを抜くことができるので、ダイストリーム×2で打ち合うことができます。ガマゲロゲはスカーフに抜かれてリーフストームで落とされてしまうので素早さの違いは大きな差別化点です。またCではなくAに振ることでカイオーガに大きなダメージを与えることができました。キングドラといえば特殊型の印象が強いのか、物理型はとても刺さっていました。

持ち物はさざなみのおこうとしました。いのちのたまが余っておらず、ラムのみやロゼルのみでは火力が足りないのでこれを採用しています。これによりキングドラの地味にある耐久を落とさずに火力を確保することができます。ダイストリームを連打するポケモンなのでりゅうのキバよりはこちらかなと思います。ちからのハチマキも悪くはなさそうですが。

技構成はメインウェポンのたきのぼりげきりん、セルフ積み展開ができるりゅうのまいあくびで完結しています。りゅうのまいとあくびを両立できるのはキングドラだけで、有利対面あくび→りゅうのまいで大きなアドバンテージを得ることができます。+1雨ダイストリームでH振りザシアンを落とすことができるのでザシアン×カイオーガに強気に選出することができました。

実はこのキングドラは、自分が子供の頃にダイヤモンドで捕まえてLv100まで育てて相棒にしていた15年前の個体です。2つ名が"きらめくおもいでの キングドラ"でとてもエモい。全ポケモンのなかでもかなり好きなポケモンで、このカオス環境で共に戦えて楽しかったです。意外とやれることが多く、カイオーガに強いうえにクイックターン/ダイジェット/ダイアシッド/ダイスチルなどを覚えるのでまだまだ開拓の余地があるポケモンです。もしかしたらシルヴァディと並ぶ相棒枠になるかも。種族値もなんか似てるし。

選出率5位 24.77%

ドサイドン

 HB 特化ザシアンのきょじゅうざん+でんこうせっか耐え 
 A あまり

軸の2体が重いサンダーを牽制するポケモン。サンダーを呼ばないだけなら他のポケモンでも可能ですが、ドサイドンは耐久値がバグなのでザシアンやガラルヒヒダルマにも勝ててしまう点を評価してこちらを採用しました。選出画面の圧力は間違いなくあるポケモンです。

調整はイバンのみを活かせる耐久振りとしました。これによりアンカーとして選出するのが強く、タイマンで勝てる相手が格段に広がります。

技構成はメインウェポンのじしんとロックブラスト、イバンのみを食べるためのこらえる、崩しの手段としてつるぎのまいを採用しました。相性関係がはっきりしているポケモンなので、有利対面つるぎのまいで一気に崩すことができます。

この枠は最後までしっくりきておらず、色んなポケモンを試しました。しかしなぜかドサイドンを採用しているときが一番勝率がよく、選出したときもしっかりと活躍してくれるので最後まで連れていきました。メタモンにコピーされたムゲンダイナとホウオウに強いのが一番の魅力だったと思います。また固すぎてイバンのみ圏内に入らない場面が一定数あったので、調整はもう少し考えてもよかったかもしれません。

選出率6位 10.09%

メタモン

 H 最大

切り返し枠。基本的に交代を考えていない構築で相手の安易な積みを許してしまうことが多かったので、それを咎めメタモンを採用しました。結局ザシアンや黒バドレックス、ゼルネアスは対策しないといけない対象なのでそれらに強いメタモンは対面構築に必要だと思います。

だいぶ扱いが慣れてきて信頼しているポケモンですが、相手がメタモンの対処にどんどんうまくなっている印象でした。特にザシアン×黒バドレックスはスカーフが増えていたのもあり、どうやっても50%の勝負までにしか持ち込ませてくれないことが多かったです。解決策としてきあいのタスキで採用するのが挙げられますが、他の構築に対して50%でしか有利にならないのは嫌だったのでスカーフで使い続けました。メタモン頼りの試合もあったので立ち回りは反省すべきだと思います。

選出率4位 55.96%

【基本選出】

環境に多い構築に対しての選出と立ち回りを書いていきます。

ザシアン×カイオーガ

初手ムゲンダイナで荒らし、カイオーガが来ればキングドラ、ザシアンが来ればメタモンで詰めにいきます。初手カバルドンはムゲンダイナを眠らせてでも倒すようにしていました。キングドラが果てしなく刺さっているのでボーナスゲームくらいの気持ちで挑んでいました。

ザシアン×黒バドレックス

マンムーの刺さりがいいので数的有利を取りやすい相手でした。上手い人は最悪50%の勝負に持ち込んでくるので勝率は思ったほど安定しませんでした。

ザシアン×イベルタル

+or

基本的にいのちのたまホウオウが受かっていないので初手から暴れます。今期イベルタル入りには9割以上の勝率がありました。

ホウオウ×ムゲンダイナ

@1

見た目上はミラー構築ですが、おそらく中身が違うので初手からホウオウで荒らします。受けポケモンを選出されることが多かったのでみがわりでサイクル破壊をしていました。

日食ネクロズマ×ゼルネアス

@1

壁じゃない場合は初手ホウオウが止まらないはずなのでダイマックスします。積んできたゼルネアスは少し削ってメタモンを通すようにしていました。まあまあ有利な構築だと思います。

【重いポケモン

ミミッキュ

マンムーつららばりがなく、低速な構築なので好き放題されます。せめてラムのみなどの状態異常対策をいれるべきでした。

ルギア

ほぼ勝てません。最終盤に増えた印象で、一方的にカモられていました。もしまたこの構築を使うなら、ひとまずドサイドンバンギラスに変えて試してみると思います。

【あとがたり】

ここまでの閲覧ありがとうございます。S29では結果を残せなかったので最低限の順位で終われたのがひとまず良かったです。今期も本気でレート2000を狙っていましたが、事情により最終日早々に撤退してしまい不完全燃焼で終わってしまいました。ただ終盤はしばらく上位で戦えていたし、自分のプレイヤースキルの向上に繋がったといえるシーズンだったのでネガティブな気持ちはありません。まだ戦い続けます。

構築に関して、今まで自分が使ったことのない対面的な構築を使うことができて楽しかったです。その中でも禁伝2体にみがわり採用と、オリジナリティと奇襲性を持たせることができて自信のある構築に仕上がりました。相棒枠であるシルヴァディがいないのは寂しいですが、キングドラがその代わりを務めてくれたのでよしとします。キングドラ好き。

最後になりますが、今期は初めて他人と構築を考えて組んでみました。今までは一人で好きなように楽しんでいましたが、客観的な評価があると自分になかった知見が得られることが多く、複数人で遊ぶことはポケモンというゲームを上達させる上で十分条件であると思いました。それだけでなく普通に人とガチ対戦の話をするのが楽しく、モチベーションの維持にもなっていました。20いくぞ!窓のみなさん、ありがとうございました。これからもよろしくお願いします。それでは

S28 最終368位 銀海ヴァルギア

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ヒバリと申します。
S28(禁止伝説2体まで2期目)で使っていた構築を紹介します。
テンプレ外のポケモンが多い構築になりました。

【構築の発想】

ルギアって見た目カッコいいよなあ

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特にこの目の部分がメガネみたいになっててカッコイイ

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ん、、、?メガネ、、、?メガネと言えばレンズ、、、?

 

 

 

 

 

 

 

 

ピントレンズエアロブラストなら1/2で急所に当たるからめんどくさいポケモン吹き飛ばせて最強では!!??

ついでにみがわりで起点に出来る範囲広げよう!!

【結果】

TNヒバリ:最終368位 レート1902

【コンセプト】

型の誤認を誘い、相手の考慮外からの勝ち筋を掴む
全力でルギアを通す

【構築経緯】

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1.前述のとおり、みがわりピントレンズルギアに可能性を感じたので採用
2.ルギアが苦手なカバルドンに一番圧力をかけられる禁止伝説としてカイオーガを採用
3.ルギアのサポートができてザシアンに圧力をかけられるガラルヒヒダルマを採用
4.ルギアのサポートができて黒バドレックスに強いシルヴァディを採用
5.ルギアを倒すために積んできたポケモンを切り返せるメタモンを採用
6.電気の一貫を切れて、ルギアが出せない時のエースになれる霊獣ランドロスを採用

以上で構築が完成しました。詳しくは個体紹介で述べます。

【個体紹介】

ルギア

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S 最速
H みがわりのHP51
C H0D252ラッキーを+6急所エアロブラスト→ダイジェットで87.5%で落とせる

禁止伝説① 地雷枠であり、本構築の圧倒的エースです。以前でんじはゴツメルギアを使っていたときに、積みきったとしても突破力が低い/運負けをしやすいなどの問題があったので、これらを解消できる型を考えた結果このような構成になりました。エアロブラストは急所に当たりやすい技なので、ピントレンズを持たせることで急所率が1/2まで跳ね上がります。めいそうやコスモパワーの積み合いになったときに相手は1/8の運ゲーだと思っているかも知れませんが、こちらは1/2の必然なのでイージーウィンを量産することができます。終盤多かったコスモパワームゲンダイナはカモカモのカモです。

努力値はミラーやエレザードまで起点に出来る最速、みがわりのHP51、ラッキーを吹き飛ばせるあまりCとキレイに纏まりました。HSや耐久振りでも強いとは思いますが、Cに振らないとラッキーに2連急所を当てないと突破できないのでこのような調整もアリだと思います。他にも単純に火力が普通よりあるので、遂行速度が上がるのが強いと感じています。

技構成はコンセプトのエアロブラスト、ルギアをルギアたらしめるじこさいせいとめいそう、運負けをケアするみがわりを採用しました。エアロブラストは非常に強力な技ですがPP8のクソ技なのが唯一の欠点です。いかにエアロブラストを打たないで立ち回るかを意識して対戦していました。16あったら間違いなく最強でした。そしてエアロブラストよりも強かったのがみがわりです。相手がルギアを対処しようとするとき、どくどくややどりぎのタネ、でんじはを打たれることが多かったのでそこに刺さるみがわりは強力です。相変わらず読まれないみがわりは強い。また、みがわりをしたあとにじこさいせいをしてHPが満タンになるとみがわりにもマルチスケイルが適用されるというバグがあり、これが最高にイカれてます。このお陰で低火力ポケモンを簡単に起点にすることができ、めいそうを無限に積むことができます。よって受け構築に対し無類の強さを誇り、多くの降参/切断/TODを生みました。ルギアのみがわりは強い。

単体でも起点に出来る範囲が広いポケモンですが、後続の麻痺軍団と合わせるとさらに真価を発揮します。相手に麻痺が入り、ルギアのみがわりが残ると最強のポケモンが誕生します。これがまさに"ルギア爆誕"なのではないでしょうか。

選出率1位 84.93%

カイオーガ

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CS 特化
D あまり

禁止伝説②/ルギアのサポート要員① ルギアの相方の禁止伝説として、カイオーガを選択してみました。カイオーガの理由は、ルギアの苦手なカバルドンに強い/耐久に甘えたザシアンを一撃で吹き飛ばせる/読まれないでんじはを使える、などの条件を満たしているからです。また、カイオーガが呼ぶハピナス/ラッキー/ガマゲロゲ/トリトドンは全てルギアの起点であり、お互いの弱点をカバーしあっている最高の組み合わせだと考えています。どちらも海にまつわる伝説ポケモンなのもgood。

技構成は最高火力のしおふき、無難にかみなりとれいとうビーム、コンセプトのでんじはです。カイオーガのでんじはは全く読まれることがなく、有利対面で打ったりルギアより早いムゲンダイナに打ったりと使用機会は多かったです。また、スカーフカイオーガには普通はないダイウォールになれるのでカイオーガダイマックス性能を引き上げることができました。自分の記事では常々書いていますが、スカーフポケモンに変化技は必須です。これだけは覚えてください。れいとうビームは素で打つ機会がなかったので、威力の高いふぶきかワンチャン作れるぜったいれいどでも良いかもしれません。スカーフ零度は荒れそうですが。

人生で初めてカイオーガを使いましたが、改めてしおふきってイカれた火力が出るんですね。後述のヒヒダルマメタモンのお陰でこだわりスカーフが読まれることがないのが強力です。スカーフカイオーガを舐めてる構築も一定数あり、このポケモンをエースとして選出することもありました。明確な対策ポケモンがいない限り、アンストッパブルポケモンだと感じました。

選出率4位 45.21%

ガラルヒヒダルマ

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AS 特化
D ダウンロード対策

ルギアのサポート要員② ザシアンに見た目上強烈な圧力をかけることができ、かつサポート技を多く覚えるポケモンを探した結果ガラルヒヒダルマに辿り着きました。特性をダルマモードにすることで技を打ち分けることができ、相手に読まれない器用な立ち回りを可能にしました。

技構成はタイプ一致で運勝ちを拾えるつららおとし、素早さのサポートができるがんせきふうじ、ザシアン及び物理ポケモンの火力を削ぐおにびダイマックスに強いあくびを選択しました。まずおにびは、ザシアンが一回突っ込んでくることも多く重宝しました。あくびは、相手がイベルザシアン構築の場合基本的にヒヒダルマが受かっていないのでイベルタルやサンダーで強引にダイマックスを切ってくるのでそこに非常に刺さります。眠らせてしまえば全てルギアの起点なので使用感はかなりよかったです。読まれないあくびは強い。実はザシアンに打点がない構成ですが、炎技を欲しいと思う場面は少なかったので困りませんでした。

環境にヒヒダルマが多く、そのほとんどがごりむちゅうなのでダルマモードが読まれることがなく役割を遂行しやすかった印象です。流行りすぎると弱いポケモンですが、相手視点ごりむちゅうの超火力を切ることはできないので対面的なサポートポケモンとしては頭ひとつ抜けた性能があると考えています。技を当てさえすれば。

選出率3位 51.37%

シルヴァディ

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H 最大
HB A特化ザシアンのきょじゅうざんを確定耐え
S 麻痺したこだわりスカーフカイオーガ抜き
D 特殊へのクッションになるためなるべく高く
A あまり

相棒枠。ルギアのサポート要員③ 前期の上位構築に黒バドザシアンが多く、その2体に行動保証がありサポートをできるポケモンを探した結果、ヨプのみシルヴァディが該当しました。きょじゅうざん耐えまで耐久に振ることで相手のザシアンのみがわり以外全てに対応することができます。似たような動きができるポケモンとしてガオガエンがいますが、この2体はそもそも耐性が異なりますし、シルヴァディは実質弱点がないので差別化は容易であると考えています(もちろんいかくも十分強い)。

努力値は若干素早さに振ることで麻痺したスカーフカイオーガの上を取れるようにしました。特防に厚く振っているのでしおふきを耐えることができ、これまたみがわり以外全てのカイオーガに対応することができます。ほとんどの攻撃を1発耐えてでんじは→すてゼリフの動きができるのは唯一無二の性能で、ルギアのサポート要員としてかなり相性のいいポケモンであると感じました。

技構成はコンセプトのでんじはとすてゼリフ、黒バドレックスに打つかみくだく、そして起点回避+タスキ潰しのこごえるかぜを選択しました。このこごえるかぜが非常に強く、相手のタスキ霊獣ランドロスに対してステルスロックを撒かせないorステルスロックを撒かれてもシルヴァディが削られずに突破できる、という有利な状況を作ることができます。霊獣ランドロスが珠アタッカーであると判断したならすてゼリフ→裏のルギアか後述のランドロスで起点にすればよいので、幅広い相手に対応できるポケモンです。

今までは相棒枠としての採用でしたが、今期は明確な役割をもって採用し、しかも選出率や勝率も高く将来性を感じる性能をしていました。ノーマルタイプのシルヴァディが何をしてくるか読めないプレイヤーも多く、持ち前の耐久と合わせて十分に役割を遂行してくれました。前期もノーマルシルヴァディですが型が異なるので許してください。今はまだ使用率150位圏外のポケモンですが、十分環境に食い込むポテンシャルはあると感じています。とにかくすてゼリフが強力でルギアの起点を作れるだけでなく、TODが頻発するこの構築において数的不利を取らない動きはとても嚙み合っていました。

選出率5位 35.62%

メタモン

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H 最大

相手の安易な積みを咎めることができ、かつザシアン黒バドレックスに圧力をかけられるポケモンとしてメタモンを採用しました。構築に存在するだけで相手へのプレッシャーが大きいので、ザシアンや黒バドレックスと対面したくないルギアとの相性は非常に良いと感じています。

持ち物はタスキとスカーフを取られているのでせんせいのツメを持たせました。嫌われることが多い持ち物ですが、明確な役割をもって採用しています。現状、ザシアンは耐久振りがメジャーになっており、メタモンにコピーされても+2きょじゅうざんを耐えるザシアンも珍しくありません。従来のスカーフメタモンであればこの耐久振りザシアンには勝てないのですが、せんせいのツメメタモンであればメタモンも+1ザシアンのきょじゅうざんを耐えるので2ターン目の6割勝負に持ち込むことができます。そう考えるとせんせいのツメは理にかなっていると言えるので、嫌いな人も一度使ってみて欲しいです。相手のスカーフ黒バドレックスに2割でしか勝てないのが残念ですが、相手もメタモンに突っ込むのは怖いと思うので立ち回りでなんとかなります。また、技を打ち分けることができるので耐久ポケモンをコピーしてTODをしたりと、幅広い立ち回りを可能にする弱くない持ち物であると思います。

構築に存在しているだけで相手への圧力が半端なく、実質3体目の禁止伝説ポケモンなのでこの環境で流行るのも当然であると感じました。せんせいのツメはヒヒダルマと合わせてカイオーガのスカーフを隠すだけでなく、6割で最強になれるので頭ごなしに否定していい持ち物ではないと思います。本当に強かった。

選出率2位 52.05%

霊獣ランドロス

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H 16n+1
S +1で準速エースバーン抜き日食ネクロズマ抜き抜き
B 物理へのクッションになるためなるべく高く
AD あまり

ランドロス枠。結局タイプ相性や特性を考えるとこのポケモンは構築に入ってきてしまいます。今期はルギアが出せない時の裏エースとして採用しました。いつも通りエースだけでなく、物理受けやサイクルのパーツとして選出できる性能を持っているのでやはりランドロスは強力です。実質相棒枠。

努力値はルギアが日食ネクロズマに勝てないのでそこを最大限意識して調整しました。素早さをここまで振ることで大体のネクロズマとミラーの上から行動できるようになり、ビルドアップで有利な展開を作ることができます。

技構成はタイプ一致のじしん、飛行タイプの打点になり起点回避にもなるがんせきふうじ、積みと詰ませを同時に行うビルドアップナットレイ等を起点に出来るみがわりを採用しました。みがわりはでんじはとの相性も良いのでこの構築にはフィットしていました。終盤まではがんせきふうじの代わりにそらをとぶを採用していましたが、サンダーに打点がないのが寂しいのでこちらを採用しました。ホウオウに強くなったのもよかったです。

今期はルギアが圧倒的なエースなので、いつもより選出率は控え目でした。しかし、選出したときは十分活躍できる性能があり、汎用性を欠く型でもいかくと耐久力で最低限の仕事ができるのはこのポケモンならではの強みであると感じています。今まで耐久振りのランドロスつるぎのまい型しか考えられませんでしたが、ビルドアップを採用することで対応できる範囲が広がることを発見できたのは今期の収穫と言えます。

選出率6位 30.82%

【基本選出】

(or)++(or)

 

ルギアが圧倒的エースな構築なので、ルギアの障害を排除できる選出をします。相手がイベルザシアンならヒヒダルマ、オーガザシアンならシルヴァディを選出します。アンカーには相手がザシアンが受かってなさそうならメタモン、明確な特殊受けがいないならカイオーガを選出します。日食ネクロズマバンギラス入りには霊獣ランドロスをエースにします。使ってみると分かりますが、ヒヒダルマシルヴァディは初手置き性能が凄まじいです。

【重いポケモン

ザシアン

この環境でザシアンが重いのはどうかと思いますが、ルギアがサポートなしで勝てないので仕方ありません。カイオーガで吹き飛ばすかメタモンで対処します。ちなみに、ルギアでザシアンを突破できる条件は"みがわりが残っている状態で+2急所エアロブラスト→ダイジェット→ダイジェット"です。自分の構築のヒヒダルマメタモンランドロスで圧力をかけているのですがそれでも50%程の選出率があるのでやはりパワーは凄まじいポケモンです。

カイオーガ

シルヴァディで妨害してルギア積むのが理想ですが、かみなりを数回被弾しないといけないので運が絡みます。シルヴァディは控えめしおふきを乱数でしか耐えないので、HD特化にすべきだったかもしれません。

バンギラス

ルギアが一番勝てない一般ポケモンだと思います。相手視点、ルギアに勝つならバンギラスを選出しますが、カイオーガランドロスを意識するなら選出できないはずです。お互いに選出択になっており、外したときに不利な選出になっているので相手の構築にいるだけで面倒でした。

カバルドン

ルギアを吹き飛ばしてくるので苦手です。めいそうを積んでいる状態ならみがわりであくびを透かし、ダイジェット→ダイジェットでふきとばしを透かしながら倒しにいきます。HPがかなり削れる動きなので相手の裏次第の勝負になっていました。カイオーガにびびって出てこないのが嬉しいです。

【あとがたり】

ここまでの閲覧ありがとうございます。今期は個人的な理由からかなり気合いをいれて取り組んでいました。目標はレート2000だったので結果には全く満足いっていませんが、とても楽しくプレイすることができました。来期からも時間があれば上位を目指します。

構築に関して、6体が6体ともテンプレートから外れた型で採用できており、自分のコンセプトとしている考慮外からの奇襲を体現できたものになりました。特にルギアは上位にも通用する型だと思っているので、この記事を読んだ誰かが、または自分がさらなる高みに連れていければと思います。今後もおもしろポケモンを産み出していきます。また、今まではサイクル気味の構築ばかり使っていましたが、展開系の構築でも最低限の結果を残せたのは成長といえます。

最後になりますが、ルギアと積み合いをして急所に当てられて切断してきた人、連続急所を引かれてぶちギレてた人がこの記事を読んでいましたら、あなたにとっては運ゲーかもしれませんがこちらからは1/2の必然なので許してください。謝らないけど。それでは。

S27 最終531位 赤日ヴァキュレム

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ヒバリと申します。
S27(禁止伝説2体まで1期目)で使っていた構築を紹介します。

【結果】

TNつぐみ:最終531位 レート1862

【コンセプト】

型の誤認を誘い、相手の考慮外からの勝ち筋を掴む
緩いタイプ受け/数値受けサイクルからエースを通す

【構築経緯】

f:id:lark_hearts:20220131121043p:plainf:id:lark_hearts:20211201064453p:plainf:id:lark_hearts:20211201064448p:plainf:id:lark_hearts:20211201064455p:plainf:id:lark_hearts:20220301070944p:plainf:id:lark_hearts:20220101095920p:plain

0.前期の構築の使用感がよく、環境に合わせて改良することでまだ戦えると判断したためこれをベースに構築を組むことにした
1.みがわりを搭載したホワイトキュレムが択を解消できて強力であると閃いたので採用
2.ホワイトキュレムの性能を引き上げるカプ・レヒレを採用

3.ホワイトキュレムの苦手なエースバーンに強い霊獣ランドロスを採用
4.ザシアンを上から殴れてエースになれるエースバーンを採用
5.ザシアンにスリップダメージを与えることができ、ゼルネアスに強めなソルガレオを採用
6.ここまでで通りのいい黒バドレックスに強いノーマルシルヴァディを採用

以上で構築が完成しました。詳しくは個体紹介で述べます。

【個体紹介】

ホワイトキュレム

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調整意図:
 H 16n+1
 C だいちのちから+ゴツゴツメット3回でカイオーガのしおふき耐えザシアンを最低乱数以外で1発
 S 準速80族抜き抜き
 HB みがわりがライズイカサマを最高乱数以外耐え
 D 打ち合える範囲を広くするためにあまり

禁止伝説枠①。前期使用感のよかったホワイトキュレムを、2点改良して今期も使うことにしました。改良点1点目はクロスフレイムをだいちのちからに変更したことです。理由は今期からさらにカイオーガが増加すると考え、ダイアースがある方が打ち合いに強くなるためです。副産物として、ディアルガ/バンギラスへの打点になったり、メタモンにコピーされたときに特防が上がっているとみがわりを残せるようになります。改良点2点目はAの個体値を下げ、Bに努力値を割いたことです。これによりポリゴン2イカサマをみがわりが耐えるようになるので、かなり有利な状況を作ることができます。(このA0キュレムはフォロワーの方から頂きました。ここでお礼とさせていただきます。)

トップメタであるザシアンカイオーガに打点を持つので今期も強いだろうと思っていましたが、型がばれているのか前期ほどの制圧力は感じられませんでした。ぜったいれいどを撃たせてくれるようなポケモンを選出されることも少なく、旬を過ぎてしまったポケモンなのかもしれません。ただ、フリーズドライ+だいちのちからの技範囲は環境に刺さり続けるはずなので、またどこかで使いたいと思わせる性能をしています。

選出率1位 80.95%

カプ・レヒレ

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調整意図:
 H 最大
 S 準速テッカグヤ抜き
 B あまり

水フェアリー枠。前期の調整があまりにも使用感がいいのでそのまま採用しました。持ち物のウイのみは意外と発動機会が多く、今期多く見られたホウオウや悪ウーラオスを相手にサイクル戦をしていると効果的に働きました。自分はカプ・レヒレには水タイプであることを望んでいるので水タイプの安定打点であるなみのりを搭載しています。ただ、今期の前のめりな環境にはリフレクターやひかりのかべなどの方が合っていたのかなと思います。それでも、固有の性能を活かして今期も活躍してくれました。ザシアン軸に投げるときは、しぜんのいかりを躊躇わずに打つことがこのポケモンをうまく使うコツだと思っています。

選出率2位 61.90%

霊獣ランドロス

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調整意図:
 H 最大
 S 前々期1位のホウオウ抜き、ミラー意識
 B あまり

ランドロス枠。いつも通りHBつるぎのまいランドロスを今期も採用しました。物理受け、サポート、エースと様々な役割をこなすことができるポケモンですが今期はエースバーンがあまり多くなかったこと、カイオーガや特殊イベルタルなど苦手なポケモンが多かったことなど、これまで通りの活躍が難しく思えました。この構築にはステルスロックが足りないとずっと感じていたので、ASきあいのタスキなどで採用してもよかったかもしれませんがそれを試す時間がありませんでした。それでも、相手のランドロスに強いランドロスというだけで価値は非常に大きいと感じています。

選出率4位 45.24%

エースバーン(通常個体)

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調整意図:
 AS 特化
 D ダウンロード対策

今期のこだわりスカーフ枠。前期はウルガモスを採用していた枠ですが、バンギラスが少し重いこと、とんぼがえりの火力が欲しかったことなどを考慮してエースバーンに変更しました。環境にこだわりスカーフのエースバーンが少ないこともあり、かなり自由に動くことができました。

技構成は当たれば強いかえんボール、高火力のとびひざげり、とんぼがえり、そしてコートチェンジを搭載しました。このポケモンダイマックスを切ることが多く、スカーフポケモンに必須と考えているダイウォールになれるこの技は非常に強かったです。他の変化技の選択肢はメロメロやバトンタッチなどが挙げられるでしょうか。個体はダイバーンが打てる通常個体を選択しました。これによりダイウォールダイバーンダイウォールで火力と素早さを確保できます。この動きは前期で強いことを学んでいたので経験が活きていました。

しかし、一つ問題点がありました。それはこのポケモンの圧力が高すぎて、ホワイトキュレムの役割対象であるポリゴン2やラッキーなどの受けポケモンがあまり選出されないことです。もちろん、このポケモンのおかげで勝てた試合も多いのですが、特殊受けを誘って崩すという構築のコンセプトを乱すポケモンでもあったので、もう少し検討すべきでした。

選出率5位 42.86%

ソルガレオ

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調整意図:
 H 16n-1
 B ザシアンに受け出す回数を増やすために最大
 S 麻痺したこだわりスカーフカイオーガ抜き
 AD あまり

禁止伝説枠②であり、今期のゴツゴツメット枠。前期はドータクンを採用していた枠ですが、タイプが全く同じという理由で、また昔使っていた愛着と信頼があるという理由でソルガレオを採用しました。物理耐久は非常に硬く、ザシアンの攻撃を何度も受け止める赤いたてがみは非常に頼もしかったです。特殊耐久もそれなりにあり、ゼルネアスのジオコントロールにぎりぎり後出しが間に合い、ダイマックスを切りあえば有利な乱数で殴り勝つことができます。耐久がかなり高く、クッションとしての役割を全うしてくれました。

技構成は安定打点のメテオドライブ、構築の素早さを補うでんじは、体力管理のあさのひざし、そしてマジカルフレイムを搭載しました。このマジカルフレイムがこのポケモンの最大の魅力であり、日食ネクロズマとの差別化点です。ソルガレオはばんのうがさを持っていないとカイオーガザシアンに安定しないと思われがちですが、この型は少し違います。ソルガレオvsザシアン(裏にカイオーガ)対面、このマジカルフレイムが安定になり、有利なサイクルをすることができます。また、他にも後投げされるサンダーやイベルタルに刺さったり、エアームドやアーマーガアへのびっくり打点になったりとかなり活躍してくれました。

数シーズン前にこのポケモンを使っていましたが、それがこんな形で再会できたことを非常にうれしく思います。見た目も性能もとても好きなのでまたいつか使います。数日前にテレポートソルガレオが話題になっていましたが、ゴツメソルガレオもまだやれます。

選出率3位 47.62%

ノーマルシルヴァディ

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調整意図:
 S だいたいのホウオウ抜き
 A だいばくはつでH振りカイオーガを最高乱数以外で1発
 HD HPを確保しつつなるべく特殊耐久を高く
 B あまり

相棒枠。構築全体で黒バドレックスが重いのでその対策として今期はノーマルタイプで採用してみました。さらにとつげきチョッキを持たせることで汎用的な特殊へのクッションとなり、かなり扱いやすかったです。カイオーガくらいの火力なら余裕で耐えて切り返していけるので、いつものピンポイント採用ではなくさまざまな相手に選出できる便利なポケモンでした。

技構成は最高火力かつ起点回避のだいばくはつ、黒バドレックスに打つかみくだく、ホウオウに打ついわなだれ、便利技のとんぼがえりを搭載しました。はじめてだいばくはつを覚えたシルヴァディを採用しましたが、思ったより火力があり好感触でした。技範囲は無限なので、構築に合わせてカスタマイズできるのはやはりこのポケモンならではの強みです。

どうせとつげきチョッキを持つならしんかのきせきタイプ:ヌルでもよくない?という声も聞こえてきそうですが、タイプ:ヌルはだいばくはつもかみくだくも覚えないので差別化は容易です。シルヴァディを使うのは今期で4回目なので、そろそろTNヒバリのシルヴァディはメモリ型だぞと警戒していただけたら嬉しいのですがどうだったのでしょうか。

選出率6位 21.43%

【基本選出】

f:id:lark_hearts:20220131121043p:plainf:id:lark_hearts:20211201064453p:plain@1

ホワイトキュレムカプ・レヒレでサイクルをしつつ、どこかでエースを通します。やはりこの2体はどんな環境でも相性がいいと感じました。

【重いポケモン

イベルタル

ホワイトキュレムを使っていてイベルタルが重いのは問題ですが、イベルタルが硬すぎてダイアイスでワンパンできないので不利です。ステルスロックを採用できていれば違ったかもしれません。

日食ネクロズマ

前期はウルガモスで破壊していましたが、今期はエースバーンなので普通に攻撃を耐えられて返り討ちにあっていました。イベルネクロには択通さないと基本的に勝てません。

ルギア

じゃくてんほけん型が無理です。少ない試行回数でぜったいれいどを当てるしかありません。

ドラパルト

普通にいのちのたアタッカーが無理です。ソルガレオダイマックスを合わせるしかありません。

【あとがたり】

ここまでの閲覧ありがとうございます。今期は2つの構築を考えていたので練度が低かったこと、事情により2週間しかポケモンに取り組めなかったことなどから考察が足りておらず、思うような結果が残せませんでした。自分はいつも最終盤にレートを上げるタイプなのですが、レート2000に到達する人は月のかなり早い段階で上位にいるので来期は自分もそのようにしたいです。具体的には20日までに2ROM1800を目標にします。Twitterを見ていると、自分と近い実力だと思っていた人が続々とレート2000を達成されていて非常に悔しいです。自分もそれに続けるように精進します。

構築に関して、自分の好きな前期の構築に、好きなポケモンであるソルガレオを加えて対戦することができて楽しかったです。見た目の偏差値が非常に高い構築になり愛着があるので、残りの6か月どこかでリベンジしたいです。

最後になりますが、シルヴァディを使い始めて4期目、ついに切り札であるノーマルシルヴァディを使用してしまいました。剣盾環境があとどれだけ続くのか分かりませんが、今後どのようなシルヴァディを使えばいいのでしょうか。何も案がありません。それでは。

単体考察 エース型悪シルヴァディの可能性

ヒバリと申します。
S26で採用しようか最後まで悩んで没になった悪シルヴァディの型を紹介します。
自分が今まで使ってこなかった型なので、上に連れていきたかったです。

【発想】

・自分の固定観念を取り払い、シルヴァディをエースとして採用できるか試す
・黒バドレックス軸に対して、攻め寄りに圧をかけることができる悪シルヴァディの型に着目

【個体紹介】

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調整意図:
 H- 16n-1
 HB- ダイマックス時に砂ダメージ2回+陽気こだわりハチマキウーラオスインファイトを最高乱数以外耐え
 C- 砂ダメージ1回+ダイジェットで無振りウーラオスを最低乱数以外1発

 S- +1で最速フェローチェ抜き
 A- あまり

見てもらうと分かる通り、黒バドレックス×バンギラス×水ウーラオスの並びを崩すことに特化した調整です。この並びを見たら初手に出してダイマックスを切り、目の前に通る技を選択して破壊していきます。特にきしかいせいを警戒されることがなく、バンギラスを引かせずに対面的に処理をすることができます。技範囲も大事ですが、それ以上にダイウォールを使えないポケモンはあまり好きではないので一番便利なでんじはを搭載しています。

【没になった理由】

この型を開発してから黒バドレックス軸にマッチングすることが大幅に減り、マッチングしてもエースバーンやポリゴン2採用の構築で、仮想敵が採用されているパターンが極めて少なかったです。また、自分の構築はムゲンダイナが重く、そこにも出せるようにHDに振った型の方が構築全体として選出の幅が広がると判断したため、この型は没になりました。

ちなみに、この型で理想の動きをできた試合は1試合のみです。

【あとがたり】

ここまでの閲覧ありがとうございます。自分がシルヴァディに求めている要素は相手から見えない想定外のクッションですが、今回はダイマックスアタッカーという異なる切り口で考察してみました。発想としては悪くないと思いますが、いかんせん黒バドレックス軸が少なく、環境に適応しているとは言い難い型です。ただ、自分が今までに使ったことのない型を考案できたというのは間違いなく今後の研究の発展につながるので、ここで公開することにします。環境が違えば大活躍していたかもしれません。少し生まれるのが遅すぎました。

2022年2月現在、今期から禁止伝説2体のカオス環境ですが、これからもシルヴァディの可能性を探っていきます。それでは。

S26 最終147位 悪寒ヴァキュレム

f:id:lark_hearts:20220201092406j:plainヒバリと申します。
S26(2回目の竜王戦ルール3期目)で使っていた構築を紹介します。
新しいホワイトキュレムの型を考案できたと思うのでどうぞご覧ください。

【結果】

TN ヒバリ:最終147位 レート1966 最高順位更新!
TN つぐみ:最終243位 レート1922

【コンセプト】

型の誤認を誘い、相手の考慮外からの勝ち筋を掴む
緩いタイプ受け/数値受けサイクルからエースを通す

【構築経緯】

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0.前期ゼクロムを使ったので、今期はレシラムかキュレムを使いたかった
1.みがわりを搭載したホワイトキュレムが択を解消できて強力であると閃いたので採用
2.ホワイトキュレムの性能を引き上げるカプ・レヒレを採用

3.ホワイトキュレムの苦手なエースバーンに強い霊獣ランドロスを採用
4.ザシアンを上から殴れてエースになれるウルガモスを採用
5.ザシアンにスリップダメージを与えることができ、ゼルネアスに強めなドータクンを採用
6.ここまでで通りのいい黒バドレックスに強い悪シルヴァディを採用

以上で構築が完成しました。詳しくは個体紹介で述べます。

【個体紹介】

ホワイトキュレム

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調整意図:
 H- 16n+1
 C- クロスフレイム+ゴツゴツメット2回+ステルスロックでH252ザシアンを最低乱数以外で1発
 S- 準速80族抜き抜き
 D- 特殊に繰り出したいのでなるべく高く 
 B- あまり

今期の禁止伝説枠です。見た目の圧力が非常に高く択を生みがちなホワイトキュレムですが、みがわりを搭載することでその択を解消できると考えてこの型で採用しました。実際、みがわりが安定になっていることが多く、サイクルを破壊するのにとても便利な技でした。簡単な例だとホワイトキュレムvsラグラージ(裏にザシアン)対面、みがわりのないホワイトキュレムであればフリーズドライクロスフレイムの択になりますが、みがわりがあればどちらにも対応できます。また、相手のダイマックスを枯らすのに使ったり、変化技を採用することが少ないホワイトキュレムとって読まれないダイウォールになれたりと、想定以上の活躍をしてくれた技でした。

調整は大きく特防に割くことでカイオーガ/イベルタル/サンダーへの安定感を高めました。特にカイオーガには滅法強く、HP1/3くらいからでもダイバーンで天候を変えて切り返すことができます。後述の物理受けランドロスと合わせて数値受けをすることもよくありました。

そして、問題の技であるぜったいれいどについてです。この技はこの型のキュレムのみが使うことを許されていると考えています。ホワイトキュレムを使っていると無限に後出しされるラッキーやポリゴン2に対して、みがわりを残しながら破壊します。相手はホワイトキュレムのことを役割対象だと思って出てきますが、こちら側もラッキーとポリゴン2は役割対象なので大きなアドバンテージを得ることができます。ラッキーやポリゴン2を凍らせた試合はほぼ勝利が確定し、受け寄りの構築にもほとんど負けませんでした。また、ぜったいれいどを見せると相手のダイマックスを誘発することができ、みがわりとの相性がとてもよかったです。一応、今期のぜったいれいどの命中率を記録していたので下に示します。一か月を通してのものと、最終日のみのものを載せますが、どちらも30%を超えているので少しだけ運がよかったかもしれません。

耐久振りとたべのこしによるサイクル参加と、みがわりぜったいれいどによるサイクル破壊が行える自分好みの性能をした最高のポケモンでした。

選出率2位タイ(75.82%)

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カプ・レヒレ

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調整意図:
 H- 最大
 S- 準速テッカグヤ抜き
 B- あまり

水フェアリー枠。今期はホワイトキュレムとの相性を考慮してアシレーヌではなくカプ・レヒレを採用しました。ミストメイカーによる状態異常耐性とドラゴン耐性の付与が非常に偉く、ホワイトキュレムの最高の相方だと考えています。必ず選出される日食ネクロズマの展開を防ぎ、しぜんのいかりで削ることができるのはアシレーヌにはできないことなのでこちらを選択しました。

調整はやどみがテッカグヤにテンポを取られないようにしました。相手の遅いカプ・レヒレに殴り勝てることもあったので素早さに振ったのは正解でした。持ち物はオボンのみもたべのこしも余ってなかったのでウイのみを持たせました。HPがちょうど1/4になる場面が多かったので意外と発動機会は多かったです。

ザシアン軸に選出するときは、有利対面で裏のザシアンに向かってしぜんのいかりを押します。その後、後述のドータクンに引くことで相手の耐久値に関わらずザシアンを削りきることができるので、積極的に交代を読みました。もちろん両ウーラオスに強く、相手の展開を阻止でき、自分の構築にはなくてはならないポケモンです。

選出率1位(76.37%)

霊獣ランドロス

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調整意図:
 H- 最大
 S- 前期1位のホウオウ抜き、ミラー意識
 B- あまり

ランドロス枠。やはりこのゲームはこのポケモンが一番強いです。エースバーンが多い環境で、選出もされやすいので構築から外せません。調整はミラーとホウオウを意識して素早さに割くことで、エースとして切り返す性能が大きく増しています。反面、防御を削っておりザシアンに受け出しが安定しないのが惜しかったです。

岩技はいつも通りがんせきふうじを採用しています。ウツロイド+イベルタルが一定数存在したので、安定択になるがんせきふうじは強かったです。また、ホワイトキュレムの微妙な素早さをサポートすることもでき、5世代伝説のサイクルを形成しました。

自分の構築記事をよく見ていただいてる方はそろそろお気づきかもしれませんが、自分の構築はランドロス+水フェアリー@4から始まります。それくらい信頼しています。

選出率2位タイ(75.82%)

ウルガモス

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調整意図:
 CS- 特化
 H- 奇数

今期のこだわりスカーフ枠。読まれないスカーフ対面操作技持ちであり、ザシアンを上から処理できるポケモンを探した結果ウルガモスに辿り着きました。ウルガモスはそこまで数が多いポケモンではなく、ましてちょうのまい型がメジャーなので全く読まれることはありませんでした。このポケモンを舐めている構築も多く、特にディアルガ構築はダイバーンを撃っているだけで3タテすることもありました。

技構成は実質積み技のほのおのまい、最高火力のオーバーヒート、特殊受け引きに合わせるとんぼがえり、ダイウォールになれてドラパルトに刺すおにびを採用しました。まずとんぼがえりは、ウルガモスとホワイトキュレムを見て出てくるラッキーポリゴン2を誘ってホワイトキュレムに繋ぎます。この動きがまさに誘殺であり、構築の大きな勝ち筋の一つになっています。おにびは構築全体でべらぼうに重いドラパルトに対抗するための技です。ザシアン軸のドラパルトは大体がアタッカーで初手に出てくるので、合わせて気合で当てに行きます。また、このポケモンダイマックスを切ることが多かったのでこだわりスカーフの強みである、ダイウォールダイバーンダイウォール→上から炎技という動きができます。やはりスカーフポケモンにこそ変化技が必須と改めて思わせてくれました。他のタイプの技が欲しいと思うこともありましたが、すべて焼き尽くすことで解決としました。

本当にホワイトキュレムと相性がよく、ホワイトキュレムウルガモスのどちらかでダイバーンを撃つともう一方の炎技が強くなり、炎の役割集中をすることができます。総じてこの構築に、そして環境にとてもフィットしていたポケモンであると感じています。

選出率4位(35.16%)

ドータクン

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調整意図:
 HD- 控え目ゼルネアスの+2ダイサンダー(かみなり)を最高乱数以外耐え
 B- あまり
 S- 最遅

いわゆるゴツメ枠。この枠に求めていたのは、鋼とフェアリーに耐性を持つ/初手ダイマサンダーに何かはできる/ゼルネアスに弱くない、でした。そんな神ポケモンいるのかなとポケ徹を眺めていたところドータクンに辿り着きました。タイプと数値が優秀で、A特化ザシアンのきょじゅうざん+インファイトや、+3インファイトを有利な乱数で耐えることができます。また、ゼルネアスのジオコントロールに後出しからスピードスワップで切り返せる耐久があるので、相手から見えにくい対策になっていました。

個人的にドータクンの特性はたいねつ一択だと考えています。もちろんサンダーのダイバーンを耐えるためでもありますが、他にも理由があります。なぜなら相手視点、ドータクンの特性はふゆうかたいねつであり、無効化されるリスクがあるのは地面技なので、地面技は撃ちづらいと考えているからです。ランドロス相手にもふゆう顔をして突っ張りが許されることが多く、この推測は意外と当たっていました。

技構成は安定打点のアイアンヘッドダイマックスを切り返すスピードスワップ、サイクルを有利にするステルスロック、そしてこらえるを採用しました。このこらえるが非常に強く、相手のザシアンに想定外のスリップダメージを入れたり、ダイマックスを枯らしたりとかなり活躍しました。特にザシアンに対してカプ・レヒレしぜんのいかりを入れた後、ドータクン引きからステルスロックを撒くことで相手のザシアンの耐久値に関わらず定数ダメージのみで倒すことができます。やはり読まれないこらえるは強いことを実感しました。HPが1でも残っていればまだ役割があるので、なるべく捨てないように立ち回りました。

なぜか使用率が150位圏外の銅鐸ですが、ホワイトキュレムの苦手なザシアンとゼルネアスに強く本当に強力なポケモンでした。かわいい見た目からは想像もつかない頼りがいのある背中で、また使いたいと思わせる性能をしていました。

選出率5位(25.27%)

シルヴァディ

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調整意図:
 H- 最大
 A- 無振りダイマックス黒バドレックスを最低乱数以外で1発
 D- あまり

相棒枠。構築全体で黒バドレックスが重いのでその対策として今期は悪タイプで採用してみました。相手視点シルヴァディが黒バドレックス対策に見えていてもまさか悪タイプだとは思わないので、交換読みでエスパー技が飛んできました。黒バドレックスと対面出来たら裏に通るとんぼがえりとでんじはで有利サイクルを形成します。サイコファングは水ウーラオス交換読みのために採用しましたが、撃つことはなかったです。

今期はシルヴァディの型をずっと迷走しており、この一か月でノーマル、電気、鋼、フェアリーを試しましたが、結局悪タイプに辿り着きました。なかなかのカオス環境で禁止伝説の使用率がかなり分散しており、ピンポイントで活躍するシルヴァディは選出が難しいシーズンでした。

今期の最終日の朝、黒バドレックス軸と対戦しましたが自分のプレイングミスで試合を落としてしまったのが本当に悔しいです。ただ、きちんと立ち回れば抜群の安定感があり、サイクル構築が多い黒バドレックス軸を崩すことができる優秀なポケモンだと感じました。下にいつものやつを載せておきます。

選出率6位(5.49%)

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【選出/立ち回り】

メジャーな禁止伝説ポケモンに対する選出と立ち回り、勝率を書いていきます。

基本選出

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まずはこの3体が通せるかどうかを考えます。タイプと数値が優秀で、うまくサイクルをすればプレイングで勝ち切ることができる最もパワーのある選出です。

ザシアン軸

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ホワイトキュレムで圧力をかけ、ドータクンでザシアンを削りきるのが一番の勝ち筋です。ドラパルトがいたら初手に出てくることを祈ってウルガモスを合わせに行きます。

勝率 55.56%

カイオーガ

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基本的にホワイトキュレムが受からないはずなので圧力をかけていきます。エースバーンが増えたのと、なぜかいのちのたまサンダーでダイマックスをしてくる上位の方が多くて辛かったです。

勝率 72.00%

イベルタル

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ウツロイドが面倒なのとあくのはどう怯みがあり、後半は勝率が安定しなくなりましたが基本的に有利です。イベルタル+受けはホワイトキュレムで破壊できるボーナスステージです。

勝率 63.16%

ムゲンダイナ軸

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終盤増えた印象です。メテオビーム型は切っていますが、それ以外はミストフィールド展開からのホワイトキュレムで何とかしていました。ダイマックスほうのないムゲンダイナ+受けはホワイトキュレムで破壊できるボーナスステージです。

勝率 50.00%

日食ネクロズマ

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カプ・レヒレで荒らしてからウルガモスで詰めにいくルートを取ります。ミミッキュがいればランドロスを、いなければホワイトキュレムを選出します。禁止伝説相性は不利ですがウルガモスのおかげでかなり有利に戦えました。

勝率 75.00%

黒バドレックス軸

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シルヴァディの体力を大事にしながら戦います。ウルガモスをエースとして選出することが多かったです。

勝率 57.14%

ゼルネアス軸

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ドータクンでゼルネアスを止め、ランドロスで切り返します。エースバーンが初手に来ることが多かったので、こちらもランドロスを合わせて対抗しました。残りの一体にはホワイトキュレムが刺さることが多かったです。

勝率 71.34%

ディアルガ

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カプ・レヒレで荒らしてウルガモスで締めます。楽に勝てる構築が多かったです。

勝率 70.00%

ジガルデ軸

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ジガルデが出てこない場合はランドロスが刺さることが多く、負ける気がしませんでした。

勝率 100.00%

その他の禁止伝説にはあまりマッチングしませんでした。最終日にホワイトキュレムミラーがありましたが、初手ウルガモスで3タテしました。

【重い一般ポケモン

ドラパルト

りゅうのまい型の場合、ウルガモスで気合でおにびを当てないと勝てません。ザシアン軸以外のアタッカードラパルトは事故と割り切っています。

ヒードラン

早いヒードランが無理です。ただ、ホワイトキュレムはだいちのちからを採用していることも多く、警戒されているのか意外と選出されませんでした。

アシレーヌ

H振りとつげきチョッキだと、フリーズドライが乱数2発なので厳しいです。個人的にはめちゃくちゃ強いポケモンですが、数が少なくて助かりました。

バシャーモ

無理です。切っているので負けても別に悔しくありません(泣)。

【あとがたり】

ここまでの閲覧ありがとうございます。今期は忙しい中でも時間を見つけ、最終日前日にはレート1800を2ROM用意することができ、心に余裕を持った状態で対戦に臨むことができました。結果として、自己最高記録で終わることができましたが、レート2000に届かなく、嬉しさと悔しさが入り混じったシーズンになりました。やはり上位の方との実力差がまだあり、勝負所で強気な行動ができないのが今後の課題です。また、対戦数も120戦ほどなので、数もこなさないと2000の高みにはたどり着けないのでしょうね(いつも言ってる)。

構築に関して、少しマイナー寄りのホワイトキュレムを今までにない型で使えて、さらにシルヴァディも連れていくことができたので満足しています。やはりポケモンの楽しさはメタ外からの奇襲にあると思います。今後も変わったポケモンで勝ちに行きます。

最後になりますが、ぜったいれいどで運ゲされたという方、こんなのパチンコ構築じゃねえかという方いらっしゃいましたら、どうぞこの記事にいいねをつけていただければと思います。30%は2回撃てば51%なので合法なのです。それでは。